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STAR INTERVIEW

コ・ソンヒ、猛バッシングを受けた過去…今見えてきた、自分に足りなかった部分

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コ・ソンヒ、猛バッシングを受けた過去…今見えてきた、自分に足りなかった部分

「あの頃は“真似をしていた”とすれば、今は“正々堂々と勝負”をしてみようと思っています」

女優コ・ソンヒが、二度目の時代劇となるTV朝鮮ドラマ『風と雲と雨』で演技の真価を発揮した。

彼女はデビュー直後の2014年、ドラマ『夜警日誌』のトハ役で主演を務めたが、演技力に対し様々な声が上がった。その後、フィルモグラフィーを積み重ね、『風と雲と雨』でとても複雑なキャラクターイ・ボンリョンを演じ、屈辱を挽回した。

映画『怒りの倫理学』でデビューしたコ・ソンヒは、ハ・ジョンウが演出を務めた『ローラーコースター』で日本人CA南戸を演じて注目を集めた。

その後、彼女はドラマ『夜警日誌』、『スパイ~愛を守るもの~』、『あなたが眠っている間に』、『マザー ~無償の愛~』、『SUITS/スーツ~運命の選択~』、『復讐の女神』、Netflexオリジナル『愛しのホロ』、映画『気がつけば、結婚』など、様々なジャンルに出演した。

7月に放送が終了したドラマ『風と雲と雨』は、運命を読む朝鮮最高の占い師であり、名利を武器に活用するチェ・チョンジュン(パク・シフ)とボンリョン(コ・ソンヒ)の美しい挑戦と切ない愛を描いたドラマだ。チェ・チョンジュンとボンリョンは興宣大院君(チョン・グァンリョル)など、2人の愛を脅かすキングメーカーと王位争奪戦を繰り広げた。

コ・ソンヒはドラマの中で、哲宗(チョルジョン)の娘、傾国の美貌と神秘的な霊能力を持った翁主(王の側室により生まれた王女)イ・ボンリョンに扮した。ボンリョンは、人の運命を見通す神妙な能力を持っているが、壮洞(ジャンドン)金門(キムムン)に人質のように捕らえられ、その能力が悪として使われてしまう人物。彼女は結局、チョンジュンをサポートしてキングメーカーとして活躍した。

コ・ソンヒ、猛バッシングを受けた過去…今見えてきた、自分に足りなかった部分

―『風と雲と雨』が最高視聴率6.3%で視聴者から人気を集めましたね。

「台本がとても面白かったです。内容は難しい方でしたが、台本をゆっくり読むタイプの私でもこの作品の台本は早く読み終えました。また、チョン・グァンリョル先輩、パク・シフ先輩など素敵な先輩方と素敵な監督がいらっしゃいました。三拍子がそろっていたので、私自身に対する責任感と重みがより感じられました」

―21部作を6ヶ月で撮影されたそうですね。

「ドラマを撮影しながらかなり体重が落ちました。ボンリョンは難しい役でした。時代劇というジャンルに恐怖心があり、デビュー作の『夜警日誌』以来、初めての時代劇だったので、重くのしかかりました。巫女という点も難しく、すべての状況が最悪な役だったので、毎日涙を流さなければなりませんでした。最近は楽に過ごしているので体重が増えてきています(笑)」

―ボンリョンとチョンジュンが死の危機を克服し、再会してハッピーエンドを迎えました。

「エンディングに満足しています。1話延長になり、予定にはなかった丙寅洋擾などが登場したので、どのように進めていくか悩みました。しかし、監督や作家さんたちが独立軍の出発点となった主人公をうまく描いてくださったので、ボンリョンは独立的で主体的な姿として描かれましたが、私がボンリョンで見せたい姿が最終回でよく表現されていたと思います」

コ・ソンヒ、猛バッシングを受けた過去…今見えてきた、自分に足りなかった部分

―仮想人物であるボンリョンは、どのように準備されましたか?

「普遍的に見ることができる人物ではなかったので、神が乗り移った演技、王女としてさばさばとした演技、この2つの違いをどう描くことができるか悩みました。韓服を着るには、私の背が高かったのでボンリョンのカラーをどのように表現するかも悩みました」

―未来を読むキャラクターを演じられました。実際に占いは信じるタイプですか?

「ボンリョンのように自分の運命はあまり見られない気がします。ずっと欲しかった超能力でもあります。もしその能力があったら、私が一番愛する人々、家族の運命が気になります。普段は占いに興味はありません。怖がりなので、昨年初めて四柱推命と神占をしました。幸い良い結果だけ信じることができました。四柱に火が多く、豪快な女人像という結果でしたが、何かを切り開いていくボンリョンと四柱がよく合っているみたいです」

―ボンリョン役で母性愛を演じられましたね。

「ドラマ『美しい私の花嫁』、『マザー』に続いて、『風と雲と雨』で母性愛を演じました。『マザー』は母性愛のない母性愛だったので、うまく演じることができました。ところが、今回は経験がない本当の母性愛の演技をしなければならなかったので、想像で表現するには限界がありました」

―デビュー後二度目であり、6年ぶりの時代劇となりましたね。

「わざと時代劇を避けていたわけではないですが、だからといってあえて時代劇を探し求めることはしませんでした。デビュー当時参加した『夜警日誌』はありがたい作品でしたが、最初であり最後に叱咤をたくさん受けた作品でした。私も難しく、役不足な作品だったと思ったので、準備をしてから時代劇に再挑戦したかったんです。

ですが、『風と雲と雨』で私の予想より早く時代劇に出演することになりました。この作品を通してコ・ソンヒ特有の心配は払拭できたと思います。今回の作品では、最善を尽くして演じたかったです。『夜警日誌』は、私が1年に1回見る作品です。『夜警日誌』が最近Netflixで公開されていますが、私の足りない姿が見えました。あの頃は真似をしていたとすれば、今は正々堂々と勝負しようと思っています」

―現代劇を主に演じてきた女優として、時代劇の撮影環境はどのように感じられましたか?

「確かに衣装と天気が現代劇よりも大変です。寒さをしのぐ方法、暑さを乗り越える方法が難しかったです。時代劇は現場でメイクをするのですが、それも大変でした。ですがそういった環境では俳優、スタッフが家族のように感じられ、パク・シフ先輩とはユン・サンホ監督はとても良かったという話をたくさんしました。難しい撮影が多い作品でしたが、監督がとても賢明で合理的に現場を導いてくださいました」

コ・ソンヒ、猛バッシングを受けた過去…今見えてきた、自分に足りなかった部分

―個人的にどのような点で成長したと思われますか?

「デビュー当時は与えられたことを演じなければならないということしか知りませんでした。今は責任を持って配役に集中できる安定感が生まれた気がします。あの頃は想像の中の役を真似していただけだとしたら、今はそれだけではなく、さらにプラスアルファしていくなど、役に近づく方式が変わりました。成長とは関係ないですが、『夜警日誌』の作家が今回の作品でも作業しており、不思議な縁を感じましたね(笑)」

(c)STARNEWS
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