Q:イ・ジョンウンさん、役作りをする上で重点を置いた部分は何でしょうか?
イ・ジョンウン「たまたま見たドキュメンタリーで、自分の子が殺されたのに警察は物証を探せず、親が物証を探すために奮闘しているのを見ましたが、それがベースとなりました。普通、こんな悔しいことをされた人たちはどんな風に動くのかと、オ・テクとクム・ヒョクスを追っていくのにどんな緊張感を与えられるのかを考えながら演じました」
Q:イ・ソンミンさんは怯えている眼差しを、ユ・ヨンソクさんは恐ろしい眼差しを表現するために気を使った部分は何でしょうか?
イ・ソンミン「わざと眼差しを表現するために気を使ったことはありません。運転しながら演じるのは前に経験したことがあったので、その部分はあまり気にしていなかったのですが、いざ演じていたら少し手ごわかったです。運転しながらヒョクスの恐ろしい話を聞いて反応するのは簡単ではなかったです。
ヨンソクさんに何かを言われて(彼を)見るシーンがありましたが、監督に“実際、高速道路でそんな風に見たら事故になるよ”と言われて、短めに何度も見るように演じました。1人で悩んでいる姿も演じなければならなくて、予想していたより大変だったというか気が重かったです。良い経験をしたと思います」
ユ・ヨンソク「連続殺人犯を演じながら(視聴者を)ゾットさせる眼差しとか、怖がらせる眼差しをどう表現すればいいかたくさん悩みました。ヒョクスが(オ・テクに)自分が犯した無差別な殺人の過程を語る姿を、まるで子どもが学校で友達と楽しく遊んだことを親に楽しそうに話している感じに表現しようとしました。オ・テクがゾットするような話を子どものように楽しそうに話したいと思いながら演じました」
Q:ユ・ヨンソクさん、高校の制服を着た感想はいかがでしたか?
ユ・ヨンソク「演じ難いシーンが多かったですが、一番プレッシャーを感じていたのは制服を着るシーンでした。台本を読んだ時は当然、子ども役者が演じると思っていたのですが、監督に“直接演じてもらいたい”と言われて、ヘアやメイク、衣装などすべてのスタッフたちが力を入れてくれました。そのシーンは僕が演じるのが正しいと思ってプレッシャーはありましたが、より純粋さを表現しようと努力しました」
Q:共演しながら印象的だった瞬間はありましたか?
イ・ソンミン「ヨンソクさんとは初めての共演でしたが、毎瞬間が印象的でした。柔らかいイメージがあったので、ドラマ『ナルコの神』での姿はとても印象的でした。周りからヨンソクさんは優しくて親切な役者だと聞いていました。今回のドラマの序盤は柔らかい姿を見せますが、後半のゾットする眼差しが印象的でした。いつも冗談交じりで“あなたは絶対だ。来年を期待してもいい”と褒めていました。ヤヌスのような顔をしている役者なので、これから悪役をたくさん任せられるのではないかと思います」
イ・ソンミン「同僚から先輩についていい言葉をたくさん耳にしていましたし、先輩の作品のファンだったので、ぜひ共演したいと思っていました。共演していて僕は先輩のエネルギーに及ばないと思ったくらい、先輩のものすごいエネルギーに感心していました。なかなか消化できないシーンを導いてくれた先輩の情熱に感心していました。いつも“よくやっている”など、励みになる応援の言葉をポンと言ってくれましたが、それが大きな力になりました。
ジョンウン先輩とは『ミスター・サンシャイン』、『その日の雰囲気』などで共演したことがありますが、残念ながら一緒のシーンがあまりなかったので、今回はたくさんのシーンで共演できるだろうと期待していましたが、今回も会うシーンがあまりなくてとても残念でした。
先輩とは映画『全国のど自慢』でワンシーンだけ共演したことがありましたが、その時びっくりしました。今回は夜の撮影が多かったのですが、いつも食べ物をたくさん持ってきてくれて現場で大人気でした」
イ・ソンミン「僕はヨンソクさんとのシーンが多かったですが、アカデミー賞の候補者を見ました(笑)」
イ・ジョンウン「1、2話のアフレコをしながら編集した映像を見ましたが、2人のこれまで見たことのない新しい顔が見られてすごく楽しかったです」