―『製パン王キム・タック』から15年経って―
チュウォンは「15年前、『製パン王キム・タック』の放送直前にメディアにあいさつ回りをしたのですが、ここに来た記憶があります。ドラマが終わってから、ここで韓服インタビューを行ったこともすべて覚えています。会社がそのままです。時間が経つのは本当に早いと思います」と特別な感慨に浸った。
新人俳優だった彼が15年間ロングラン、光化門のど真ん中に設置された大型電光板にファンからデビュー祝福イベントをプレゼントされ、再びSTAR NEWSを訪ねた、“成功したトップスター”だ。
さらにチュウォンの地上派デビュー作である『製パン王キム・タック』は、視聴率50%を突破する驚異的な記録を立てた“国民ドラマ”だった。
チュウォンは「当時は新人だったので‘僕を本当に知っているのか’と認知度を確認したい気持ちがありました。そのため、いつも行っていたカフェに行ったのですが、とてもたくさんの方々が気付いてくれました。その時初めて‘立ち居振る舞いに気を付けなければいけない’と気付きました」と振り返った。
チュウォンは「『製パン王キム・タック』を共にした先生方もそうでしたし、いつも先生方を見て尊敬していました。若い俳優たちよりも情熱的に台本を覚える姿を見ながら、先生方を追いかけたい気持ちが大きくなりました。‘僕も将来あんな俳優になりたい’と夢見るようになりました。今のところがんばっているので、うまくいっていると思います」と振り返った。
彼は「俳優を長く続けるということは予想していました。なぜなら始める時から父役、祖父役まで演じたいと思っていて、いつもそんな日がくることを夢見ていたからです。僕にとって俳優が天職じゃなくても、俳優以外の別の道や演技をやめることは一回も考えたことがありません」とし、演技に対する情熱を誇った。
―自身の“人生作”は?―
『製パン王キム・タック』をはじめ、『カクシタル』、『7級公務員』、『グッド・ドクター』、『ヨンパリ~君に愛を届けたい~』など、多くのヒット作の中で“人生作”として『ザ・ミッドナイトスタジオ』を挙げた。
チュウォンは「『ザ・ミッドナイトスタジオ』は興行に関係なく、最も愛着が湧く作品です。個人的には撮影したその1年がとても幸せでした。いくら撮影が大変で眠れなくても撮影現場に行くこと自体が楽しくて、共演した俳優陣、スタッフの方々もとても良かったです。また、会いたい人に会えるドラマの設定自体も僕の心に響きました。僕には『人生ドラマ』です」と愛情を誇った。
―ファンへメッセージ―
ファンにも忘れずに感謝の挨あいさつを伝えた。チュウォンは「変わらないファンの皆さんのおかげで僕が今も活動していると思います。いつも言いますが、愛してくださり感謝しています。今はファンの皆さんと一緒に年を取っていると思っています。デビューの頃から見ているファンの中には会社で役職についた方もいて、これからも今のように一緒に年を取っていきたいです」と家族のように切ない気持ちを口にした。