ここで1時限目は終了。続けて、2時限目「音楽」のチャイムが鳴った。
『チプサブイルチェ』で、韓国の有名シンガーソングライターのチョン・イングォン氏に歌を習った時の映像がスクリーンに映し出された。必死にチョン・イングォン氏の個性的な歌い方を真似るイ・サンユンの姿に、会場は大爆笑。
映像が流れ終わると、イ・サンユンは「実は、恥ずかしくて放送を全然見ていません(笑)」と率直に明かした。
この日イ・サンユンは、キム・ゴンモの「美しい別れ」を披露。その心の込もった甘い歌声に、会場はうっとり聞き入っていた。歌い終わると大きな拍手が送られ、イ・サンユンも満足そうな表情を浮かべた。
ここで、イ・サンユンは一旦ステージを後にした。退場している間は、イ・サンユン主演の最新作『アバウトタイム』のハイライトがスクリーンに映された。映像が終わると、青いセーターにジーンズというカジュアルな衣装に着替え、イ・サンユンが再びステージに登場した。
登場するや否や、イ・サンユンは「個人的には、このようなセーターの材質は好きじゃないです(笑)。この靴も、アイドルみたいで…(笑)。でも、スタイリストがファンの方が好む衣装を準備してくれましたので、挑戦しました!」と話すと、客席からは正直すぎるイ・サンユンに笑いが起こった。
次は3時限目「演技」の授業へ。
MCが「今までで1番しっくりきた作品は何でしょうか?」と聞くと、イ・サンユンは「『神の天秤』や『人生は美しい』、『いとしのソヨン』、『ライアーゲーム』です」と答えた。]
続けて、MCが「役を演じるにあたって、必ず心掛けている事はありますか?」という質問にイ・サンユンは、「作家さんが書いた人物像になりきるために、以前演じた役柄を白紙にする事です。さらに、私にしかできないその役柄を演じる事も重要だと、最近、先輩俳優の方に教わりました」と、演技について熱く語った。
すると突然、小声で「急に心配していた事がやってきました…暑いです(笑)」と本音を漏らしながら、授業の本題へ。
最初のお題は「あ」の演技。いいアイデアを思いついた時の「あ」、忘れ物をした時の「あ」、昔の彼女に偶然出会ってしまった時の「あ」。MCのフリに合わせて、様々に変化させた「あ」の演技を披露する事に。イ・サンユンは、声だけではなく手ぶりもつけて、リアリティ溢れる演技を披露してくれた。披露し終わると、客席からは、大きな拍手が送られた。