Q:チャ・テヒョンさん、原作はNAVERのウェブ漫画部門1位、評点10点満点中9.9をとるなど大人気ですが、読んだことはありますか?
チャ・テヒョン「映画『大好きだから』の撮影時、セットの本棚に本がたくさんあって、その中に漫画『神とともに』がありました。当時、ハ・ジョンウさんが出演されるということは分かっていたので、“これが原作か”と思って空き時間に読みました。下巻しかなくて下巻を読みましたが、とても面白かったです。“これがどうやって映画化されるんだろう”と、前の内容が気になって、もどかしくて上巻を探したんですが、まさかの下巻が2冊ありました(笑)。後で分かったんですが、上巻・中巻・下巻となっているそうです(笑)。
不思議なことに、読んでからちょうど一週間後にシナリオをいただきました(笑)。いただく時、“あ、ジャホン役を演じてくれということなんだな”と思いました(笑)。ウェブ漫画を映画化する作品に出演したことがあって、実写化するのがどれだけ難しいかを知っています。二時間以内で消化するのは難しいのに、2本(※)同時に作るということも不思議でした。原作とだいぶ変わりましたが、よく脚色されたと思います」
※『神とともに2』が、2018年夏に公開する予定
Q:ハ・ジョンウさん、1編と2編を同時に撮影してみて、いかがでしたか?
ハ・ジョンウ「とても経済的だと思いました(笑)。1編だけ撮影して公開し、また2編を撮影すると、セットもまた作り直したりと浪費ですしね。制作会社はいろいろな計算をしたと思います。出演者やスタッフのスケジュールの問題もあるだろうし、その間に(出演者は)老化するだろうし、ヒャンギさんは成長するかもしれないので、そうなると(1編と)バランスが合わなくなるので、いろいろな要素を考え、計算して、同時に撮影しなければならないと思ったんでしょうね。なので、11か月も撮影をしました。1編と2編の出演者が異なる部分もあり、1編分の撮影が終わったら、2編に出演する役者とまた撮影したりして、最初の3か月間はとても紛らわしかったです」
Q:グリーンバック(※)で撮影するのは大変ではなかったですか?
※合成映像を作る撮影時に、緑(または青)の布などをセットの背景や床に用いる技術。
イ・ジョンジェ「11か月間、30回に分けて出演したので、あまり集中できなくて大変でした。以前撮影した映像を見て演技のトーンを把握しながら演じました」
チュ・ジフン「人間は一色だけの空間にいると、おかしくなるんですよね。最初は慣れるまで少し正気ではなかったです(笑)。撮影監督が一番苦労しました。僕たち死神はずっと撮影があって、時間が経つのに気付きませんでしたが、たまに撮影に来たジョンジェ兄さんが『今度新しい映画に入るよ』と言っていたのに、次に会った時には『撮影が終わった』と(笑)。オ・ダルス兄さんも、その間に2作も終えていたそうです(笑)」
Q:地獄のセット場に入った時、いかがでしたか?
キム・ヒャンギ「とても不思議で、マネージャーさんと見物しに歩き回りました(笑)」
チャ・テヒョン「あまりにもよく作られていて、びっくりしました。剣樹林(※)のセットでは山が作られていました。観客の皆さんが映画を観て、ほとんどCGだろうと思われてしまうかも知れないと思うと、苦労して作った美術チームが気の毒です。壊すにはもったいないセットも多かったです。地獄のセットが変わるたびに、次はどんなセットが出来上がるんだろうと楽しみに現場に行きました。何もなく、グリーンバックしかなくてがっかりしたこともありますけどね(笑)」
※葉が刀になっている樹林