『勝利号』ソン・ジュンギ、「かっこつけず、羽ばたくかのような雰囲気を与えたかった」
2020/08/10
チョ・ソンヒ監督のSF映画『勝利号』が9月公開を確定した中、主演俳優ソン・ジュンギが映画に出演した感想を明らかにした。
10日投資配給会社メリークリスマスは、『勝利号』のソン・ジュンギのスチールとともに彼の感想を伝えた。『勝利号』は、2092年を背景に宇宙のゴミを掃除する宇宙船“勝利号”の船員たちが、大量殺傷武器として知られた人間型ロボット“ドロシー”を発見した後、危険な取り引きに飛び込む物語を描く映画だ。チョ・ソンヒ監督とソン・ジュンギが『私のオオカミ少年』以来再びタッグを組んで注目を集めた。
ソン・ジュンギが『勝利号』で演じたテホは、元UTS機動隊のエース出身で作戦中に取り返しのつかない事故に遭い、すべてを失った後に“勝利号”のパイロットとなった人物だ。一瞬にしてどん底に落ちた彼はお金を集めて必ずやり遂げなければならないことがあるかのごとく、お金になることなら何でも取り組む。靴もはかず、穴の開いた靴下を履いたまま余裕満々の笑みを浮かべて“勝利号”を操縦するテホ。偶然、大量破壊兵器として知られた人型ロボット「ドロシー」を発見した時も抜群の浅知恵でどうしたらお金を稼ぐことができるかについて緻密な計画を立てる。
ソン・ジュンギは初めてシナリオを見た時、「かっこつけずに羽ばたいているかのような雰囲気を与えたいという思いが大きかった。“テホ”というキャラクターが持つ明るい姿とその裏面をリアルに表現したかった」と話した。
チョ・ソンヒ監督は「ソン・ジュンギは自らキャラクターの穴を埋めて調整する俳優だ。彼はテホが持つすべてを完璧に表現した」とし、「『私のオオカミ少年』の時と変わらず、誠実で明るく愉快で人々に力を与える、周囲の人々をいつも笑わせてくれる俳優だ。彼と一緒に働けることは大きな幸せだ」と語った。
『勝利号』は、9月23日に公開する。
記者=チョン・ヒョンファ
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