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STAR INTERVIEW

『トッケビ』のヒットから3年!映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』に出演するキム・ゴウンにインタビュー!

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『トッケビ』のヒットから3年!映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』に出演するキム・ゴウンにインタビュー!

※このインタビューにはネタバレが含まれています。

映画『ウンギョ』で彗星のようにデビューしたキム・ゴウンは、当時26歳だった。

6年が過ぎた現在、彼女はドラマと映画を行き交い、多くの注目を浴び浮き沈みも経験。6年間でかなり強くなり、何かと問題の多い芸能界で耐え抜きここまで来たキム・ゴウン。自ら、ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』の後はプライドがどん底まで落ちたと明かすも、映画『辺山』でまた克服したという。

自分自身をいじめ、認め、愛するようになった後に、今回の『ユ・ヨルの音楽アルバム』に出会った。

この映画の中には、今のキム・ゴウンの姿が余すところなく込められている。

―『ユ・ヨルの音楽アルバム』はなぜ選ばれたのですか?

「チョン・ジウ監督が演出されるということで決めました。チョン・ジウ監督が『シナリオを1つ送るから読んでみて』と。たまにオファーを受けた作品のシナリオを監督に送り、アドバイスを求めることがあるので、チェックしてくれと言われているのかと思ったんです。

久しぶりにお茶をしようと言われて会い、このシナリオについての私の考えを話したら、監督に『君が演じることになったらどうなると思う?』と聞かれました。“どういう意味だろう?一緒に映画を撮ろうという意味なのかな”と思っていたら、監督が『今のゴウンを撮りたい、いい絵が撮れると思う』と。それですぐその場で出演すると答えました」

―チョン・ジウ監督が「今のキム・ゴウンを撮りたい」と言ったことにどんな意味があると思いますか?

「直接質問したことはないですが、たまに話してくれたのが『昔とは顔の感じが変わった』と。少し成熟した感じが漂っているそうです。今が過ぎたらまた変わるだろうと。それで今、この時期のキム・ゴウンを撮りたいとおっしゃったようです」

―映画についてお伺いします。元々のシナリオは今と結末が違ったそうですね。キム・ゴウンさん演じるミスが、ヒョヌ(チョン・ヘイン)ではない裕福な家庭出身の出版社社長ジョンウ(パク・ヘジュン)を選ぶはずだったそうですが、その部分について理解できないと意見されたのでしょうか?

「2人が長い間離れていて何もなかったのに、それだけ気持ちを持ち続けることができたのかも理解ができなかったので、しっかり監督と話し合い、自分でもよく考えました。

たぶん、ミスのプライドがかなり崩れていたからではないかと思いました。ヒョヌはミスが幼い頃に出会い、好意を持っていた友人です。その友人をずっと忘れず想っていた、と言うよりは、安定的な選択をしたいときに現れた存在でもあったのかなと。ミスは両親が早くに亡くなり、血のつながった姉のような人物とパン屋を運営しながら大学に通い、就職をしようとしました。でも、望んだ場所には就けませんでした。

常に安定的な人生を送りたいと願っていて、どこか寂しさがあります。このままでいいのかと想っているときに、初対面から特別な存在に思えたヒョヌと再会し、その寂しさを彼で埋めたのではないかと思いました」

『トッケビ』のヒットから3年!映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』に出演するキム・ゴウンにインタビュー!

―ゴウンさんもプライドが崩れた時期はありますか?あったら、この役を演じる時にその経験が役に立ちましたか?

「私は元々深く悩むタイプではありません。メンタルもすぐに崩れるタイプではなく、プライドが高いと思っていました。単純なところもあって。ですが、色々なことを経験しながら“私はそんな人間じゃないから大丈夫”そう自分自身に言い聞かせていたら、ある時積もり積もったものが一気に押し寄せたことがあって。

でもそこでも、私は自分をいじめるタイプなので“あなたは苦しむ資格も無い”といったように追い詰めました。振り返ってみると、その時に自分自身を認めてあげていたらどうだったのかなとは思います。

そしてイ・ジュニク監督と『辺山』を撮ってプライドが回復しました。本当に幸せで、癒されましたし、その時期が過ぎて『ユ・ヨルの音楽アルバム』のオファーを受けました。その経験がプラスになったように思います」

―映画として興行収入のヒットを経験されたことはないかと思うのですが、望まれていますか?

「そうですね。以前は先輩との共演が多かったのでそこまで重荷に感じる子とはありませんでした。作品での自分の役割をしっかりこなすことだけを考えていました。ですがこれからは先輩が担われてきた責任感を背負っていかなければいけません。良い作品を作ろうといろんな人が力を合わせて頑張っているものを、1週間以内に上映が終了してしまったら申し訳ないので」

―長く恋愛を続けることに、なかなか理解しがたいとおっしゃっていましたね。

「撮影監督の中で、13年交際されて結婚された方がいらっしゃいました。私はそこまで長く交際したことがないので、どうしたらそれが可能なのかと。うらやましくもあり(笑)」

『トッケビ』のヒットから3年!映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』に出演するキム・ゴウンにインタビュー!

―チョン・ヘインさんとのベッドシーン、キスシーンもありました。そこでのゴウンさんの目の演技がとてもすばらしかったです。

「ロングテイクで15分撮影しました。役者だけでなく、撮影監督さんなどスタッフ全員が辛い体勢で呼吸音も出さずに撮影し『カット』の声と共に崩れ落ちたのを見て、大笑いしました。みんな、15分を一回で撮るとは知らなかったので。チョン・ヘインさんも私もすごく緊張しました。

監督からは特に何も指示などなくて、2人の準備ができたら撮影にすぐ入れるように準備してくださいました」

―ミスはヒョヌがミスに隠したかった過去をあえて過去を探しにいきます。なぜ行ったと思いますか?

「私も“なんで行ったんだろう、私だったら行かなかったな”と何度も考え、監督と話し合いました。たぶん、もやもやした気持ちを払拭させるために行ったんだと思います。これ以上、ヒョヌが自責の念に駆られてほしくないという思いもあり、彼の人生の暗い面を晴れさせたいという願いもあったのではないかと」

―実の姉のようなウンジャ役として出演したキム・ククヒさんとはいかがでしたか?すごく息があっていたなと思いました。

「本当に良かったです。演じやすくて、私のした演技をしっかり汲み取って返してくれます。『家族だよ』と私が言う台詞があるのですが、その時のククヒさんの表情を見て涙がこみ上げてきました。そういうふうに感情がこみ上げてくることが多かったですね」

チョン・ヒョンファ記者
(c)STARNEWS
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