あらすじ
ウギョルグループの社長令嬢テ・ヒョンスク(イ・ヘヨン)の一人息子ドンジュ(キム・ジェウォン)は聴覚に障害をもっている。
小学生の頃、ある少女との約束を守るために家を抜け出そうとしたところ屋根から転落し、聴力を失ったのだ。
障害が相続に不利に働くと考えた母ヒョンスクは、ドンジュを連れて韓国を発つ。ドンジュの秘密を知ったジュナ(ナムグン・ミン)も、すべてを捨ててドンジュに付き添って韓国を離れた。
のちにドンジュの主治医となり、実の兄のように親密になるジュナには封印したい過去があった。
7歳の知能をもった知的障害者の父ポン・ヨンギュ(チョン・ボソク)と事故で亡くなった聴覚障害者の義母、そして義母の連れ子ウリ(ファン・ジョンウム)。
いくら自分が努力をしても、まわりからは後ろ指を差されて中傷される。
耐えかねたジュナは、妹ウリを置いて家を飛び出し、ドンジュの母ヒョンスク女史に助けを求めてまったく違う人生を生きようと決心する。
月日は流れ、ドンジュはヒョンスクとジュナに支えられ、血がにじむような努力を重ねて障害をさとられないよう振舞う方法を身につける。相手の唇の動きを見て、言葉を読み取るというやり方だ。
今では音楽を聴いてダンスだって踊れる。
養父にのっとられた会社を奪還するためにジュナとともに韓国に戻るドンジュだが、思いがけない再会を果たす。
オルガンを教えてあげると約束した少女、ウリ。
大人になった彼女がドンジュと失踪した兄を勘違いして近づいてきたのだ。
ドンジュとウリの関係を知るとジュナは困惑するのだが…。
子供のまま時が止まった純粋な父と、障害を隠して心を閉ざす思い人。愛を伝え、教え、学んでいくハートフルラブストーリー。