あらすじ
韓国政府は新型原子炉の開発に成功して世界各国から技術移転要請を受けるのだが、これにチョ・ミョンホ大統領(イ・ジョンギル)は、世界の情勢が緊迫している今だからこそ国や情報、技術を守る組織が必要だと、「NTS(National anti-Terror Service/国家テロ情報院)」を設ける。
局長の任についたのはクォン・ヨングァン(ユ・ドングン)。はじめは就任を断ったヨングァンだったが、深い因縁があるソンヒョク(チャ・スンウォン)の知らせを聞いて条件つきで引き受け、すぐにNTS要員を召集する。
イ・ジョンウ(チョン・ウソン)は卓越したシュミレーション能力が買われてNTS特殊要員に選出された。
長いあいだ夢見てきた要員としての生活が現実になると浮かれたジョンウだが、任務は想像を絶するものだった。
大統領の娘スヨン(イ・ボヨン)がテロリストに拉致され、世界を舞台に活躍する有能なエース要員ハン・ジェヒ(イ・ジア)を率いる韓国本国のNTS要員が出動することになったのだ。
そこに登場したのはベールに包まれた女性ユン・ヘイン(スエ)。優秀な成績で国家情報院に入ったにも関わらず、普段は展示場の案内係として働き、命令を受ければ要員として働く謎めいた女性だ。
さらに、アメリカ国土安保部の東アジア支部長をつとめるソンヒョクも登場してNTS要員たちは混乱する。
大統領の娘が拉致されるという非常事態に、NTSがソンヒョクに指揮をとってくれるよう依頼したのだ。
ヘインに好意をもっているジョンウは、ヘインの登場に動揺を隠せないでいた。
のちにジョンウはNTS内にも秘密裏に存在する組織があることを知る。
さらに驚くべきことは、問題を解決する精鋭部隊にヘインが所属しているということだった。
ジョンウは彼女の秘密を探るために秘密組織に接近するのだが、ことごとく事件が起き、その背景に巨大な陰謀がうずまいていることを予感する。
その陰謀こそが「アテナ」で、ソンヒョクがその中枢を担っていた…。
果たして「アテナ」の正体は何なのか?
秘密組織をめぐってヘインとソンヒョクが隠している秘密は?