あらすじ
イ・ジャンウ(ソ・ジソブ)は仕えていた主人の娘キム・スヨン(キム・ハヌル)に、密かに恋心を寄せていた。
作男の息子であるジャンウの取り柄は絵画の才能だけ。スヨンの肖像画を描くことが、片思いのすべてだった。
初めはジャンウを遠巻きに見ていたスヨンも、変わらず思いを寄せるジャンウを見て次第に心を開くようになる。
そうして10年の歳月が経ち、2人は離れられない存在となった。
病弱な兄と妹を支えるために医大の進学を希望するスヨンだが、家計が傾いたことでジャンウがその学費をまかなおうとする。
パルチザンの討伐戦を志願して、その報酬でスヨンの学費を工面しようとしたのだ。
スヨンは必死で引き止めるが、必ず生きて帰ってくると言ってジャンウは前線に行ってしまうジャンウ。
ジャンウの帰りだけを待ち焦がれていたスヨンに、ある日ジャンウが戦死したとの通知書が届く。
残酷な知らせに苦しみ、悲しむスヨンだが、時が経つにつれてジャンウの死を現実として受け入れるようになる。
そんなとき、スヨンの前にもう一人の男が現れた。
陸軍士官学校出身のエリート将校シン・テホ(ユン・ゲホ)だ。
彼もまた、スヨンに思いを寄せてプロポーズをする。
ちょうどその折に死んだとばかり思っていたジャンウが奇跡的に生還し、スヨンを巡って2人の男が衝突しようとしたそのとき!
歴史は朝鮮戦争の始まりを告げた。
愛する人を守るため、愛する人に再び会うために、彼らは過酷な戦場に飛び込んで行き…。