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目次
北岳山(ソウル城郭)
韓国の山は岩が多い!
青雲台
鹿発見!!




北岳山(ソウル城郭)

尹大統領が大統領執務室を元々の青瓦台から国防部へ移した結果、青瓦台を厳重警護する必要がなくなったことから、すぐ裏手の北岳山の散策路が今までは厳重警戒区域で一般人の立ち入りが禁止されていたのですが、それが青瓦台の開放に先立つ4月6日から北岳山の南側の散策路も一般に公開されました。

今日はその隠された秘境(?)だった青瓦台裏手の山沿いを歩いてみましょう!

さて、こちらが大統領府ですが、今日はこの左側、つまり西側の散策路入口から潜入してみたいと思います。今日の最高気温はよりによって33度を超えるような夏日で、ちょっと心配ですが、出発進行~!!

入口を入るとしばらくは舗装路が続くのですが、ご覧ください、この限界さ。

そりゃ一国の国家元首の執務室や官邸があるんですから、最上級の警戒が必要ですよね。そしてこんな物々しい空間をどんどん登っていくと途中には警備隊の監視所だった建物や、機関銃でも置いておいたのか、物騒な空間が続きました。

ところがかなり急な坂道や階段を上がっていったので、徐々に眺めは良くなっていきました。

監視所の眼下には町が広がり始めました。そして奥には景福宮の西側に横たわる仁王山が見えています。

あの辺りはきっと山間に住宅街が広がるオシャレカフェも多いプアム(付岩)洞の入り口あたりでしょうか。

それでもかなりの傾斜があって、出だしから既に汗だくだし、息もゼーゼー切れ始めてまいりました。

それでも頑張って登っていくと少し開けたスペースが出てくるのですが、そこには북악산(北岳山)の昔の名前である「白岳山」から名を取った「白岳亭(백악정)」という休憩スペースが設置されていました。

そこに立って南を眺めるとこのような風景がご覧いただけます。

中央右奥の山の上にタワーのようなものが見えますでしょうか。あれが南山タワーになる訳ですね。

この日は晴れていたので肉眼でもくっきりと見えました。超ミセモンジ(PM2.5)がひどい日は真っ白できっと見えないはずなので、登山は天気のいい日に行きましょう。

さて、体力に自信のない方やちょっと登山気分を味わって市内観光へ戻りたい方はここまでです。そのまま青瓦台を囲むように反対側へと下っていってください。そして、山登りが好きな方や、せっかく来たのだからチャレンジしたい!というかたは、この白岳亭の裏へとお回りください。

このような、さらに重々しいゲートが待ち構えているので、厳かな気分で本当の山へと進むことができるでしょう。

散策路として整備はされているものお、山肌をむやみにコンクリートで固める訳にもいかないので、途中にはこんなごつごつした岩の階段も多く存在しますので、靴はスニーカーなどの登山靴をご用意ください。

そしてもはや道なき道を、岩壁も遊歩道の力を借りてなんとか渡り切ることができました。進んでいる時には見えたのですが、振り返って撮影したこの写真を見ると、一瞬足がすくんでしまいました。

韓国の山は岩が多い!

これは海底に沈んだムー大陸なのか、沖縄県与那国島の海底に沈む海底遺跡化とも思える岩の階段などもありました。

雨の日などは岩も滑りやすいですから、親切に階段を削り出してくれたんですね。そしてそこを越えて更に進んで行くと出てくるのは、何やら水の音が…?

ご覧ください、「萬世東方聖寿南極」と漢字で書かれたその下には、岩の間から湧き水が出ているではありませんか。

韓国の山の湧き水は多くの場合に飲み水として適さないのですが、この北岳山の泉も飲むには水質が適さないようで、顔を洗ったりタオルを濯ぐ用途として使うようにと書かれていました。しかし、こんな小さな山でもちゃんと湧き水が出ているなんて、自然って本当に不思議ですね。

それにしてもソウルの山は岩山と言われるだけあって、岩が多いのなんの。しかも今にも滑り落ちてくるんじゃないか?と思えるような見てるだけ怖い箇所が何か所も存在しました。そんなおぞましい岩の合間を縫って更に進んで行きましょう。

木々の合間からは大都会ソウルの姿が眺められます。文前大統領も言っていましたが、首都を見下ろせるような山が首都の中にある国は他にないとう言葉がなぜ出てきたのか分かる気がしました。

遠く離れたチャムシルのロッテタワーまでもが見えるのですから、昔の人はこの白岳山に登っては当時の漢陽を見下ろしていたのだろうと思うと歴史のロマンを感じます…

あれ?クロヤンだけでしょうか? などと考えながらも汗が湧き水ならぬ滝のように流れていますが、暑くさえなければ良い運動にもなって、登山にはもってこいの山ですね。

………と言いたいのですが、この階段は何でしょうか…。まるで果てしない物語ならぬ、果てしない階段ストーリーのようです。終わりの見えない階段を見上げると、登る必要があるのか?と心から疑問に思えてまいりました。

しかし、楽しみにしてくださってる皆さんに代わりまして、残り少ない力を振り絞って、駆け上がってまいりましょう!何段あるのか数える元気もないくらいに続く階段を上げり切ると、そこには平らなスペースが出てきたのです。

何やら立て看板があったので読んでみると「鹿が住んでいるよ。エサをあげたり、近づいたりしないで」と書いてありました。

「芝生が痛がります」や「花が泣きます」のように自然保護の定番のような内容ですが、鹿の絵はちょっとかわいかったです!

草木に隠れてはっきりとは見にくいですが、堂々とした城壁が築かれていますよね。ここが朝鮮時代の首都、漢陽(ハニャン)の北の端ということになります。

ソウルは山の地形をうまく利用した自然と人工城壁のハイブリッドな防衛システムを利用していたのですね。だから今のソウルの街中に城壁があまり見えないのも仕方ありません。

などど朝鮮時代を思い起こしているのも束の間で、よく見たら城壁が上へ上へと上がっていくではなりませんか。てっぺんに着いたと思っていたのに、まだまだ上が残っていたようです。ほんの一息ついて城壁を眺めながら階段を再び登っていくと…

青雲台

じゃじゃーん! 標高293mの青雲台へと到着です!

眼下に再び広がるソウルの様子をしばらく眺めることにいたしましょう。ここまで来ると開けているので風も吹いていて滝のように流れていた汗も少しずつ引いてきます。

それにしても、大都会のソウルが見えていますが、その向こうには緑の山々が続いていて、韓国の都市は釜山もそうでしたが、本当に緑(山)と都市が共存しているなと感じてしまいます。実際に町中で生活していると感じないのですが、こうやって見下ろしてみると、日本の都市とは全く違うなと感じられますね。日本はあっても神社の森や公園くらいで、山なんてほとんどありませんもんね。

しかし、街中にあるからとこの北岳山を甘くみてはいけません。標高293mの岩山はかなりの急こう配ですし、岩道も多い上に、天気が良ければ汗をかいて脱水症状にもなりかねません。

クロヤンも麓のコンビニでアイスティー2本を買っておいたのですが、登りきる頃には空っぽになっていました。

正直な感想は、これでも飲み物が足りないくらいでしたので、気持ち的には3~4本くらいは用意しておきたいですね。もちろん、それだけ荷物が重くなってしまいますが、背に腹は代えられませんよ!

え?でもそんなに飲んだら、いくら何でもトイレに行きたくなるって? ご心配は無用です。ちゃんと所々の休憩スペースにはトイレが設置されています。

まあ、山の上ということでトイレの便器はあっても、手を洗う洗面台はありません。一応コロナということもあって消毒液は置いてあったので、しっかりとアルコール消毒をするしかありませんね。

そして若い女の子がトイレから叫びながら出てくるのを目撃してしまいましたが、どうやら中が蒸し暑かったことと虫が飛び回っていて、トイレどころではなかったようです。なので、みなさんは登山前にしっかりとお済ませになってから挑んでください。

そこから再び進んで行くと、またまた出てくる危険な岩たちがこれでもかと続きます。散策路なのか登山路なのか天国への階段なのかは分かりませんが、途中途中には多くの分かれ道が存在します。

再び出会う道もあれば、そのまま別の方へつながっている道もありますから、ところどころにある案内図でしっかりと現在地を確認しながら移動されることをお勧めします。

そして辿り着いたのは、文前大統領が腰を掛けて大騒ぎになった법흥사터(ポブンサト/法興寺跡)の石柱があちらです。

観光客が押し寄せて損傷するからなのか理由はは分かりませんでしたが、今は近づけないようにロープが張られてしまっていましたので、遠くからの撮影ですが、確かに同じ形をしていました!

本当は座れるかな?と思ってここまで下山(?)してきたのですが、写真しかとれなかったので仕方ありません。来た道を再び戻って最後の目的地である山の中の城門へと向かうことにしました。

それにしても岩が多い北岳山の散策路(というよりは完全に登山ですが…)ですが、数年前に日本でも話題になった「鬼滅の刃」に出てきた「割れ岩」かな?とも思えるように切れ目の入った岩もありましたが、……危なすぎるでしょう!

いやはや、いつ崩れ落ちてきた岩につぶされるか分からないので、先を急いでいると、眼下の森の中に何やら見えた気がして、ちょっと立ち止まり、目を細めて見てみると、そこには……。

鹿発見!!

イタ―――(゜∀゜)―――!
本当に鹿がいるじゃありませんかー!!

単なるよくある自然保護の偽看板ではありませんでしたね。それにしても、目が合ってしまって、動いたら逃げちゃうかも?と思ってカメラを向けたまま、にらみ合うこと15分程経ったでしょうか。クロヤンの足がしびれだしてきたので、写真も十分に撮ったし、動画も撮れたので、鹿さんにバイバイすることにしました。

この北岳山に住んでいる鹿さんは꽃사슴という種類で、日本語にすると花鹿…じゃなくて、…え? に…にほんじか…日本鹿!?でした。

日本語では日本鹿というだけで、韓国語では花鹿ですからね、お国変われば名前も変わりますさ。でも、実際に見た人はかなり少ないようで、韓国のブログを見ても、ほとんど出てきませんでした!

さて、日本鹿にお別れをして数百メートルを歩くと、ついに目的地の「粛清門」に到着です。

こちらは山の中にあって実際には城門としての役割はあまりしていなかったようですが、東大門・南大門・西大門と並んで四大門に数えられる北大門なのです。

ところが風水的に地脈を損なう位置にあるとされて、15世紀初頭から閉鎖されていた門なのです。

でも陰陽五行では「水」の象徴になるために、朝鮮時代には干ばつが起きると門を開けて雨乞いを行ったりもしたそうです。人の往来は無くても、ちゃんと役割はあったのですね。

さあ、いかがでしたか。
本当は他にも見所はいくつもあるので、全部お見せしたら行く楽しみがなくなってしまいますので、そちらはぜひ、ソウルへお越しになって直接チャレンジしてみてください。

その際にはクロヤンの注意事項をくれぐれも肝に銘じて楽しい登山をなさってくださいね!



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