Q:カン・ヘウォンさん、カン・ソナはどんな人物でしょうか?
カン・ヘウォン「最強に清純で、プロティング(※)のスキルも優れていて、すべての男学生を魅惑させる能力がありますが、誰かを真心で接することは足りなくて自分を本気で好きになってくれる彼氏を待っています」
※好感がある異性に気持ちを表す行動
Q:マドンナ役を演じる上で気を使った部分を教えてください。
カン・ヘウォン「ソナは‘扶余のソフィー・マルソー’と呼ばれていますが、ソフィー・マルソーは80代の清純美のアイコンなので、衣装やヘア、メイクアップなどスタイル的な部分に気を使いました。監督から“誰からも好感を抱かれる人”と言われたので、そう見えるように気を使いました」
Q:イム・シワンさんは慶尚道の釜山出身ですが、忠清道の方言で演じるのはいかがでしたか?
イム・シワン「全く違う言語で演じなければならなかったので、3ヶ月間先生に個人レンスを受けました。それでも足りないような気がして、扶余に1泊2日で語学研修に行ってきました(笑)。現地の方々と話をしてみながら練習しました(笑)」
Q:イ・ソンビンさんには頼まなかったですか?
イム・シワン「ソンビンさんはとても忙しい方ですし、レッスン料もものすごくて手に負えないと思って(笑)」
Q:イ・ソンビンさん、今の気分を忠清道の方言で言ってください。
イ・ソンビン「“モヨ(なんだ)~ヨギヌンチョングギヨ(ここは天国か)?”。とてもいい気分だという意味です(笑)」
Q:監督、今回のドラマではファッションに力を入れているようですが、ファッション王は誰でしたか?
監督「80年代の背景をビビッドでカラフルに表現しようとしました。衣装は当時よりもう少しレトロなスタイルにしました。役者さんたちのフィジカルが良くてTシャツとパンツを着ただけでも洗練されていたので、一番悩みました。劇中でソンビンさんが家にいる時は大人しいコンセプトだったので、地味なスタイルを着せましたが、何を着てもスタイリッシュでした。モンペズボンを履いてもスタイリッシュだったので衣装を何度も変えました。シウさんとヘウォンさんはオシャレしてもいい役でしたが、ひょっとしたら今のスタイルになってしまうので、その境界線を守ろうときを使いました。
シワンさんは衣装を身にまとったとたん1989年に戻ったような気がしました。シワンさんはこの作品のためにこれまで積もってきたこと(役者としてのイメージ)を全部捨ててチャン・ビョンテに成りきるために渾身の努力を尽くしたと思います。普通、衣装は撮影前日か1週前に2、3着の候補を見せてもらいますが、シワンさんは何を着ても1989年のチャン・ビョンテに見えたので選ぶことがなかったです。1着の衣装を見せてくれたら“これでオッケ―!”と言ったくらい(撮影していた間は)当時のチャン・ビョンテに成りきって過ごしていたと思います」
イム・シワン「これは褒め言葉でしょうか?ファッション王に選ばれたので嬉しいはずなのに、ちょっと複雑な気持ちです(笑)」
Q:イム・シワンさん、現場の雰囲気はどうでしたか?
イム・シワン「ほとんどが同年代で、さらに高校の制服を着ていることで同質感や連帯感が感じられました。まるで過去に戻り、実際の高校生活を送ったような気がしました。教室の中で喋ったり笑ったり、授業に入ると聞いたらなんだか眠くなるような感じもして、楽しかったです」