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取材記事

【作品概要】
殺し屋業界の伝説的なキラー、キル・ボクスンが会社との再契約の直前、殺すか殺されるのかの、避けられない対決に巻き込まれる物語を描く。


Q:ご挨拶をお願いします。


チョン・ドヨン「キル・ボクスン役を演じたチョン・ドヨンです。お会いできて嬉しいです」


ソル・ギョング「チャ・ミンギュ役を演じたソル・ギョングです。お会いできて嬉しいです」


キム・シア「キル・ボクスンの娘、キム・ジェヨン役を演じたキム・シアです」


イ・ソム「チャ・ミニ役を演じたイ・ソムです」


ク・ギョファン「ハン・ヒソン役を演じたク・ギョファンです。お会いできて嬉しいです」

Q:第73回ベルリン国際映画祭に招待された感想を聞かせてください。

監督「『名もなき野良犬の輪舞』がカンヌ国際映画祭に招請された時、ありついたと言って(関係者に)すごく怒られましたが、今回も同じです。全く予想もできなかったです。ベルリン国際映画祭と僕たちの映画の性格は違うと思っていたのですが、招待されてすごく光栄でした」

ソル・ギョング「ベルリン映画祭を通して、世界の観客の反応を伺える良い機会だったのですが、参加できなくてとても残念でした。監督に“『名もなき野良犬の輪舞』でカンヌに行って、今回はベルリンに行ったので、次はベニス国際映画祭ですね!”と言いました(笑)」

ク・ギョファン「僕は海外の映画祭に招待されると思っていました。撮影しながら映画祭に参加する様子をシミュレーションしましたし、ベルリンの街を歩き回る僕の姿を想像していたのですが、残念ながら参加できなかったです(笑)。どこか1つの映画祭では『キル・ボクスン』を必要とするだろうと思っていました」

チョン・ドヨン「私も『キル・ボクスン』がベルリン映画祭の性格に合うのかなと気になっていました。スクリーニングした時、とても感動的でした。あの瞬間、あの時間、あの劇場の中に自分がいることが信じられないくらい感動的でした」

Q:キラーであり、母親である設定が新鮮ですが、この物語はチョン・ドヨンさんから始まったそうですね?

監督「僕がドヨン先輩の古いファンであることを知っていたソル・ギョング先輩が『君の誕生日』の現場に招いてくださって、紹介してくれました。その後、ドヨン先輩から“ある作品があるけど、どう?”と提案してくださったのですが、僕はオリジナル作品が作りたかったので、逆に“僕が書くオリジナル作品に出演していただけますか?”と提案したら、前向きに答えてくださって、それからドヨン先輩とどんな作品を作れるのかとたくさん悩みました。先輩は素晴らしい作品やシリアスな物語の作品に出演してきたので、正面勝負するにはすごくプレッシャーがありました。側面勝負するためにジャンル映画にしようと思いました。先輩のフィルモグラフィーにアクションがなかったので、アクションジャンルに決めてからシナリオを書き始めました。アイディアを得るために先輩と会っていろいろな話をしているうちに、母親のチョン・ドヨンさんと、役者のチョン・ドヨンさんのギャップがとても大きいと感じました。人を育てること(母親)と、人を殺すこと(キラー)を同時にしていると矛盾的な状況が生まれるだろうと思いました」

Q:チョン・ドヨンさん、アクション映画だと聞いた時、いかがでしたか?

チョン・ドヨン「興味深いと感じました。多様な作品を経験したいですが、そんな機会が多くないので、嬉しかったです。ですが、シナリオを読んでいない状態で作品を選んだことがなかったので、不安もありました」

Q:シナリオを読んだとき、いかがでしたか?

チョン・ドヨン「思っていた以上にアクションシーンが多くて驚きました(笑)。上手くできるのかなという不安や恐れもありました」

Q:ソル・ギョングさん、監督と3度目の作品ですが、出演を決めた理由は何でしょうか?

ソル・ギョング「『名もなき野良犬の輪舞』以降3度目の作品ですが、出演しない理由がなかったです。ピョン監督の作品と監督の現場が好きです。『名もなき野良犬の輪舞』のスタッフがほとんど参加しているのでチームワークも良かったですし、これまでの監督の作品の中で一番華麗な作品だと思って出演しました」

監督「実は、ギョング先輩には出演の可否は問わなかったです。頻繁に連絡する仲ではないですが、久しぶりに電話したら“シナリオが出来上がったようだな?”と言われて、“はい”と言ったら、“2日後に家へ来い”と言われて、2日後に自宅に伺い、シナリオを渡しました。役の説明もしていませんでした。2人とも当り前のように、出演すると思っていました(笑)」

Q:ピョン・ソンヒョン監督のペルソナはソル・ギョングさんですか?

監督「ペルソナではありません(笑)」



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