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ドラマ『Dr.ブレイン』制作発表会


Q:監督、キャスティングの理由を教えてください。

ドラマ『Dr.ブレイン』制作発表会
イ・ソンギュン、パク・ヒスン
(c)Apple TV+


監督「イ・ソンギュンさんは国民的な俳優ですが、『パラサイト 半地下の家族』でグローバルな俳優になりましよね。演技の幅が広く、(観客が)親しみやすい、何でも表現できる役者さんだと思います。一緒に仕事してみたら、見れば見るほど魅力的な人でした。主人公としてシーンを絶対に崩せない長所があります。登場するシーンは死力を尽くしてそのシーンを守り、正確に表現します。難しい役でしたが、見事に演じてくれました。

イ・ユヨンさんは一度仕事してみたいと思っていました。ほっそりした体つきからものすごいエネルギーと爆発力が出て驚きました。その秘密は没入度と集中力だと思います。自分が役になり切れないと演じられず、時間がかかっても役になり切って本当の感情を表現していました。

パク・ヒスさんは信じて(出演作品を)見れる役者さんですよね。ガンムはミステリアスで、セウォンを助ける役でもあるので貫禄とセクシーさを兼備した役者が必要だったのですが、パク・ヒスンさんがピッタリだと思いました。

ソ・ジへさんの場合は、科学捜査隊のアップグレードバージョンのような感じなので、冷静な知性と美貌を兼備した役者さんが必要でしたし、論理的なセリフが多いので発音が正確で、伝達力が良い役者さんが必要だったのですが、そんな面でソ・ジへさんに並ぶ人はいないと思いました。ジヘさんは第一印象も冷たかったですし、撮影中、指摘するのを見て“やっぱり冷たい人だな”と思ったのですが、見れば見るほど天使だと思いました(笑)。現場で“歩き回るコンビニ”と呼ばれていました(笑)。スタッフたちに食べ物を分けてくれたりして、さらに天使のように見えました(笑)。

イ・ジェウォンさんは、ドラマを見ていて、“初めて見る役者さんだが、なぜあんなにユーモアが上手なんだろう?”と思いました。ユーモアはタイミングとテンポが重要ですが、そういう感覚がすごかったです。(スタッフに)『あの役者さんと仕事してみたい』と言い、ジェウォンさんと会った時、『タイミングとテンポをうまくコントロールしながら演じる役者さんは初めて見ました』と言ったら、『監督の映画のオーディションをずっと受けてきました』と言われました(笑)。オーディションには数百人の役者さんが応募するので、助監督が1次的に選び出し、僕は選ばれた人とだけ会うので…もし僕が最初から選んでいたらイ・ジェウォンさんを選んでいたと思います。助監督が悪かったですね(笑)。いや、結局僕のせいです(笑)」



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