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取材記事

映画『私が死んだ日』マスコミ試写会


Q:キム・ヘスさん、生きることに疲れている人たちを癒せる映画になると思われますか?

映画『私が死んだ日』マスコミ試写会
キム・ヘス
(c)Fanplus


キム・ヘス「実は私がこの映画を選んだ頃、人には言えない挫折感や心の痛みがありました。だから、この映画に自然と気が向いたんだと思います。

撮影現場には暖かい連帯感が充満していて、共演した役者の方々を通してたくさんの癒しをいただきました。観客のみなさんにはどのように受け止めていただけるか分かりません。この映画が伝えようとするメッセージはありますが、そういうことは見る方によって違うと思います。誰もが人知れない傷み、挫折を経験しながら生きていきますよね。特に、今のように(コロナで)疲れて、大変な時期に劇場へ行くのは簡単ではないと思いますが、この映画が観客のみなさんに温かい、静かな癒しとなってほしいという気持ちで出演しました」

Q:イ・ジョンウンさん、喋れない役を演じる上で大変だったことや、準備したこと、エピソードがあれば教えてください。

イ・ジョンウン「声がないことに、観客のみなさんが集中できるかという不安がありました。何よりも、(相手の話を)よく聞いて反応するすることが重要でした。声が出る瞬間をどのように演じるかについて監督と何度も話し合い、苦しそうに、ぎこちなく声を出すために努力しました。また、声に変わる書体を作るためにもいろいろ工夫しました」

Q:キム・ヘスさん、強烈な役を演じるためにどんな準備をされましたか?

映画『私が死んだ日』マスコミ試写会
キム・ヘス、イ・ジョンウン
(c)Fanplus


キム・ヘス「シナリオを読む前、タイトルを見た時からすでに心を奪われた感じがして、運命のような映画だと思いました。一枚一枚読みながら、なんだか私が演じなければならない感じがしたんです。その時期に私にも癒しが必要だったからだと思います。

監督、制作陣と集まって何度も話し合いましたし、撮影しながらも意見を交わしました。何よりこの映画で、すべての人物にとって最も重要なのは“真心”だということが感じられました。何かを設定したり、計算したりする作為的なことはなるべく排除し、自然とヒョンスの内面に従おうとしました。誰もが(心の)傷を持っていて、私も痛いところがありました。実際、私が経験した感情や状況を提案したこともあります。ヒョンスのオフィステルでミンジョン(キム・ソニョン)と話すシーンで、『毎日悪夢を見る』というセリフは実際私が1年間見た夢(※)でしたが、役とピッタリ合ったと思います」

※「死んでいる自分を見ている。誰か(遺体を)片づけてくれるといいのに…」と思う夢



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