Q:チョン・ジェチャン教授がタイトルを作ったそうですが、どんな意味でしょうか?
チョン・ジェチャン「多義的に読み取れてほしいという期待を持って作りました。日々の糧食を中心に様々な知識を共有したいという気持ちで作りました。ペク代表は探検する料理家です。僕は知識も、食べるのも雑食系ですが、ユ教授は偏食家です。すごく気難しい方ですが、話してみるとすごくいい気分になります。僕の雑食と、ユ教授の偏食が合わさり普遍性を見つけるのが楽しかったです。
チェサジャンは無食家です(笑)。人生がとてもシンプルです。服1着と食べ物1つです。自分だけの知識の世界で生きて来たところ、僕たちに出会い、僕たちの知識の世界に入ってきました。チャンミンさんはただ美食家でなく、食べる姿がすごく格好いいです。僕たちの色々なことにぶつかる姿が面白いと思います」
Q:印象に残っている食べ物は何でしょうか?
チョン・ジェチャン「食べ物は正に文化で、文化は学習、伝授、模倣されるものだと思います。食べ物の味はいつ、どこで、誰と食べるかというストーリーが重要ですし、世代という観点も重要だと思います。お年寄りが食べるものと、若者が食べるものはちょっと違いますよね。
チャンミンさんはいつも謙虚で、礼儀正しくて、ファンになりました。僕は麻辣湯を食べたことがないのですが、チャンミンさんが『今は麻辣湯が旬なんです』と教えてくれました。食べ物はコミュニケーションできる重要な媒介体だと思います」
ユ・ヒョンジュン「僕はカンジャンケジャンが苦手ですが、それを食べられるようにしてくれたのがチャンミンさんです。ニューヨークに行った時、チャンミンさんがご飯にテンジャンチゲとカンジャンケジャンを混ぜて食べると美味しいと教えてくれて、それから食べられるようになりました。チャンミンさんは性格、人柄、すべてが素晴らしくて、みんな彼のファンになりました(笑)」
Q:『糧食の良識』を一言で表現してください。
ペク・ジョンウォン「“本番死守”(※)(笑)」
※番組をリアルタイムで見ることを指す言葉
チョン・ジェチャン「死ぬまで“三食”食べなければならないですが、それを楽しめるようにしてくれた人々を尊重、尊敬できる番組だと思います」
ユ・ヒョンジュン「どの食べ物ともマッチする“白いご飯”だと思います」
チェサジャン「“キムパプ”のようです。それぞれの食材が自分の主張を忘れず、よく合わせられていて噛んだ時美味しいように、僕たちが全体的に調和の味を出せると思います」
チャンミン「僕が料理をすると、美味しくないときもあったりして見当がつきませんが、『糧食の良識』は“僕が作った料理”みたいです(笑)。食べ物も、人間も、過程や環境によって進化し、変わっていくと思います。これから食べ物も、人間も、どう変わっていくか見当がつかないですよね。この番組は食べ物の未来を少し予想できるようにしてくれると思います」