Q：ユ・ジェミョンさん、イ・ヨンエさんとの共演はいかがでしたか？
ユ・ジェミョン「正直、先輩とこの場にいるのも、共演することも想像も付かなかったです。僕は演劇を長くやってきましたが、演劇界ではある役者さんが登場するだけで“終わる”（※）という言葉があります。正に先輩の眼差しと呼吸がそうでした。共演する過程が想像以上に幸せで、さすがイ・ヨンエ先輩だと思いました」
※“圧倒する”という意味
Q：イ・ヨンエさん、『親切なクムジャさん』でも母性愛を表現しながら演じられ、今回もそうですが、今回はどんな部分に重点を置きましたか？
イ・ヨンエ「2つの作品とも母親役ですが、一番の違いは実際に私が母親になったということです（笑）。だからこそ、より多く感じ、表現できましたし、もっと（心が）痛み、大変でした。『親切なクムジャさん』と同じくらい、私にとって大きなターニングポイントとなる作品になるんじゃないかと思います」
Q：イ・ヨンエさん、作品に臨む姿勢が変わったりしていますか？
イ・ヨンエ「年を重ねながら様々な変化を経験し、役者として演技の幅、スペクトラムも多様になりましたね。作品に臨む姿勢も変わります。今回は神経質に様々な人物と絡むのも楽しそうで、いろいろ考えながら、ビッグピクチャーを描きながら演じようと努力しました」
Q：ユ・ジェミョンさん、今回はどんな姿を見せてくれますか？
ユ・ジェミョン「小さな漁村を管理する平凡な警察官です。村を自分ならではの遊び場だと思い、平和に過ごしたがります。自分ならではの秩序、権力があるので、見知らぬ者（イ・ヨンエ）が入ってきて、拒みます」
Q：イ・ヨンエさん、ユ・ジェミョンさんとパク・ヘジュンさんと共演した感想はいかがでしょうか？
イ・ヨンエ「ユ・ジェミョンさんに初めて会った時、“こんなに素敵な方だとは！”と驚きました（笑）。すごく落ち着いていて上品な方ですが、映画では私をつき飛ばしたりします（笑）。現場では集中力が高いです。監督と『パク・ヘジュンさんとユ・ジェミョンさんと共演するなんて私たちは恵まれていますね』と話したことがあります。パク・ヘジュンさんは本当の夫のようで、頼りになりました。比重が大きい役ではないですが、ぜひ出演してほしいと思っていたので、快く出演してくださりありがたかったです」
Q：ユ・ジェミョンさん、印象に残っているシーンは何ですか？
ユ・ジェミョン「海辺での撮影です。安全装置はしっかりしていましたが、干潟ですし、環境が厳しくて印象に残っています」
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