Q:ファニさん、KENさん、オム・ギジュンさんと同じ役を演じ、比較されると思いますが、プレッシャーはありませんか?どのように準備されましたか?
ファニ「デビュー20年目ですが、ミュージカルは初めてです。もっと若い時に経験すればよかったですね(笑)。オム・ギジュン兄さんもそうですし、先輩方はずっと前からされてきたので、プレッシャーがありました。初めて練習室に行ったとき、“ここはどこだ?”、“僕はどこにいるんだ?”、“うまくやり遂げられるのか?”と不安でいっぱいでした。先輩たちは“あの子にできるかな?”と思ったかもしれません。それくらいプレッシャーでした。
セリフと一緒に感情を込めて歌ったこともなくて、ものすごい恐怖でした。午後1時、2時に集まって練習をして、5時、6時ぐらいに別れ、家に帰って朝5時、6時まで練習しました。以前の映像は見なくていいと言われましたが、僕としてはこれまでどのように公演してきたのか知った方が良いと思い、何度も見ました。1ヶ月間ほとんど眠れず、脱毛してしまうほどストレスとプレッシャーが大きかったです。
歌手として大先輩である演出さんから『歌手たちがここ(ミュージカル界)で下手に演じている姿は見ていられない』と言われて、寝ている途中に目を覚まし、演出さんの顔が浮かんだことも(笑)。ですが僕に『そんなに恐れるな。君の中にあるものを引き出して表現してくれなければ、良い悪いを言ってあげられない』と言ってくださいました。現場でチェ・ソンウォン兄さんは“パパ”です(笑)。細かいことをたくさん教えてくれます。
そこから勇気を得て、開演を1か月前に控えた時からは自分のものを引き出して演じました。それまではすごく大変で、“この道が僕の道で合っているのか?”など、いろいろ考えました。この作品が最初で最後のミュージカルにならないように頑張りましたので、温かく見守ってください」
カン・ソンジン「ファニさんの初公演を見ましたが、70%以上の観客がスタンディングオベーションでした。すごく良い公演でした」
KEN「いくつかの作品を経験して、少しずつ上手になる姿を見せようと努力しました。今回の『Jack the Ripper』は10周年ということで意味があるので、ぜひ出演したいという意欲が湧き、そこから上手くやろうとして失敗も多かったです。先輩方にいろいろ聞きながら練習しました。迷惑をかけないよう自分ならではのキャラクターを作るためにさらに頑張りました。良い姿をお見せしたいと思います。楽しみにしていてください」