Q:キム・ドンウクさんのキーワードは“冥土の水鬼神”ですね。水中撮影が多かったということですが、どうでしたか?
キム・ドンウク「夏の撮影だったのが幸いでした。普通、水中撮影は室内でする事が多いですが、今回は真夏にとても大きな照明をつけて撮影しました。虫がたくさんいる水中での撮影が辛かったです。その撮影で腸炎になって、1週間くらいひどい思いをしました(笑)」
Q:イ・ジョンジェさんのキーワードは“怒声大王”ですが、その理由は何ですか?
イ・ジョンジェ「僕が(使者たちに)何かを指示して、(その結果が)気に入らなかったときにしたことですが、監督に言われるままにやりました(笑)」
Q:怒鳴ってストレスが解消されはしませんでしたか?
イ・ジョンジェ「やってみるとしんどかったです(笑)。ずっと叫ばなくてはならず、怖い雰囲気を作らなければいけなかったので」
Q:1,2部を同時に撮影して、気を使った部分があったら教えてください。また、鑑賞ポイントもお願いします。
チュ・ジフン「1,2部を同時に撮影しなくてはいけないので、1シーンずつ終えていくという概念とは違い、映画一作品を走り抜けるような、綱渡りするような感覚でした。紛らわしくて、役者の皆さん、監督とたくさん相談しながらやりました。現場で他の俳優たちの出演映像を見ながら、前後の感情を合わせていくことに努めました。最初のシナリオの段階からキャラクターが構築されていたので、感情や話の深さがより出たと思います。過去と現在の姿を行き来しながら、見どころや面白さも増えたと思います」
キム・ヒャンギ「感情が自然に表現されなくてはならず、台本を何度も見ながら演じました」
ハ・ジョンウ「セットのスケジュールを中心に撮影が進みました。1部には序盤に、2部には後半に登場するセットが同じなのですが、それを同じ時期に撮影しました。1部ではジャホン、その次はスホンが出てきて、撮影中感情がついていかず大変でした。大部分の撮影が同じように進んで行ったので、計画して予想しながら撮影していきました。他の映画より2倍疲れました。でも、だからこそ、俳優たちととりわけたくさん話し合った作品だったと思います」
マ・ドンソク「セットに行くと、ハ・ジョンウさんがさっきまでチャ・テヒョンさんと撮影していたのに、キム・ドンウクさんと演じていました。全体的に俳優たちが監督を信じきって撮影していったと思います。"この感情であっているだろうか”と疑問に思っても、監督の意見そのままに撮影すると、納得できました」
キム・ドンウク「1部ではジョンウさんと絶対に会ってはいけない人物ですが、2部ではずっと一緒にいなくてはいけない人物でした。監督から『ここではこの感情が適切じゃないか?』と言われれば『分かりました』と、指示されたままにやりました。もし、1部と2部を別に撮影していたら、むしろ1部がさらに大変だったと思います。(同時に撮影したので)より確信を持って演じられました」
イ・ジョンジェ「監督も素晴らしいですが、久しぶりに現場に行き、少しずつ撮影するたびそれまで撮影した映像を見せてくださったのですが、“この役者たちは2作をとても深く理解して、いつどんな時も、どのシーンを撮影しても完璧にこなしているんだな”と思いました。監督と役者の呼吸がよく合う現場なんだなと。すごく良かったです。彼らに負けないように何かをしていかなくてはいけないなとプレッシャーがありましたが、監督がしっかり説明してくださったので、呼吸を合わせる事が出来た現場でした」