Q:4人で共演した感想を聞かせてください。
チャン・ドンゴン「男性俳優とのツートップ映画には何度か出演したことがありますが、数人で出演する映画は初めてです。広報に回る時も、一人の時より頼れるという安心感があって楽です。撮影現場でも楽しかったですし、楽しさは倍増な上にプレッシャーは少ないので、楽しみながら撮影できました」
キム・ミョンミン「男性俳優がたくさん出演しますが、ブロマンス(ブラザー+ロマンス)の要素はなく、会うたびに目に角を立てるような関係でした。でも、撮影現場ではとても楽しかったです。
チャン・ドンゴンさんとは会うたびに対立するシーンばかりでしたが、ドンゴンさんは相手俳優をリラックスさせてくれる俳優だと思いました。以前から好きで憧れていたチャン・ドンゴンさんとツーショットで映るのは、なんて言えばいいか…ちょっとあれでした。今も隣に座っていますけどね(笑)。ハンサムでありながら人格まで素晴らしいチャン・ドンゴンさんと共演できて、楽しかったです。
パク・ヒスンさんとのシーンは少ないですが、息が詰まる緊張感を感じました。相手俳優でなければ感じられないと思いますが、皆さんにも感じていただきたいですね。リ・デボムは格好良かったです。それはパク・ヒスンさんが上手く演じたからだと思います。シナリオを読む時はそんなに格好良く感じなかったのに(笑)…ヒスンさんは本当に演技が上手だと思います。
ジョンソクさんはこの中では末っ子で、新人です。殺人鬼役は大変なのですが、自らやると言い出しました。鳥肌が立つほどの演技で、一緒に演じていると本当に頭にきて、興奮させられることが多かったです。僕が暴れている傍らで、ジョンソクさんは眼差しと表情、口調で翻弄してくれて、助かりました。完成した映画を観ても、ジョンソクさんは本当によく演じたと改めて思いました。(イ・ジョンソクに向かって)君は最高の殺人鬼だよ(笑)。映画の雰囲気と違って、とても心温かくなる撮影現場でした」
パク・ヒスン「4人で共演しましたが、ぶつかるシーンはあまりなくて。監督は文章のうまい作家だと思っていましたが、もうすでに、文を書くより演出の方がうまくなっているみたいですね」
イ・ジョンソク「監督と先輩方に感謝します。撮影のたびに勉強になりました。とても光栄でした」
Q:明るい笑顔の極悪非道な役を演じる上で、大変なことはありませんでしたか?
イ・ジョンソク「笑顔のシーンがすごく多かったですよね。シナリオに笑顔のシーンがたくさん書いてあったので、自分なりにどう笑うかを計算しました。監督から『歯を見せずに笑って』、『今回はそのくらいで』と言われ、『“そのくらい”ってどのくらいですか?』と聞くと、『だいたいの雰囲気で分かるでしょう』と言われたり(笑)。監督にはたくさんのことを教わりながら撮影しました(笑)。英語のセリフ以外は問題ありませんでした(笑)」