【作品概要】
同作品は、世界各地で発生した連続殺人事件の容疑者として指名された北朝鮮のVIP（要人）を巡る、米CIAと韓国国家情報院により繰り広げられる犯罪映画。事件を隠蔽しようとする者、必ず捕まえようとする者、復讐しようとする者など、それぞれ異なる目的を持つ4人の男の物語を描く。『新しき世界』のパク・フンジョン監督の最新作として注目を浴びている。
Q：ベネチア国際映画祭の招請を今作の国内公開のため断ったそうですが、いかがでしょうか？また、完成した映画を観た感想を聞かせてください。
イ・ジョンソク「キム・グァンイル役を演じたイ・ジョンソクです。（監督に頭を下げて）監督、楽しく観させていただきました！ハハハ！ずっと男性的な映画に憧れていました。優男なイメージの僕でも、男性的なノワール映画（※）に出演できるのかなと悩んでいましたが、監督のおかげでいい映画に出演できて嬉しいです」
※虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画を指す。
パク・ヒスン「リ・デボム役を演じたパク・ヒスンです。完成した映画を初めて観ましたが、台本より面白く仕上がったと思います。ただ、ベネチア国際映画祭にいけなくなったのはとても残念です（笑）」
キム・ミョンミン「チェ・イド役を演じたキム・ミョンミンです。ベネチア、本当に行きたかったです。映画祭に招請されたと聞いて、どんな服を着ればいいか、レッドカーペットを歩く時はどんなポーズを取るかを少し考えていました。なのでとても残念です。次に機会があればぜひ行きたいです。
あと、僕もシナリオより映画の方がずっと面白かったです。共演者のみんなの演技が上手すぎて、時間も忘れて見入ってしまいました。自画自賛になってしまいますが、それぞれのキャラクターに夢中になって観ました。リ・デボムがとても格好良くて、演じてみたかったなあなんて思ったり（笑）。最後にドンゴンさんが後始末をするシーンも、とても格好良かったです」
チャン・ドンゴン「20年以上も俳優生活をしてきましたが、完成した作品を初めてマスコミに公開するたびに緊張しますし、震えます。僕は客観的に観ることができないタイプなので、皆さんが映画を観てどう思われたのかが気になります。
それと、僕もシナリオより面白かったです（笑）。ベネチア国際映画祭はとても残念です。韓国映画の中で唯一の招請だったそうなので、韓国映画界にとっても残念なことだとは思いますが、観客の皆さんとの約束の方がもっと大事だと判断しました。観客の皆さんに気に入っていただき、応援していただけたらと思います」
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