◆監督賞
続けてユン・パクとイ・ヨニがプレゼンターとして舞台に上がり、監督賞を発表した。
ドラマ部門は『浪漫ドクターキム・サブ』のユ・インシク監督、映画部門は『密偵』のキム・ジウン監督が受賞した。
◆TV部門最優秀演技賞
昨年TV部門最優秀演技賞を受賞した、キム・ヘスとユ・アインがプレゼンターとして舞台に上がった。
キム・ヘス「1部のエンディングの舞台がとても素敵でした。新人の方々の公演はとても感動的で、初心に帰って頑張っていこうと思いました。ユ・アインさんはドラマ撮影中で大変でしょう?」
ユ・アイン「いろいろと大変ですが、演じることが僕の仕事だと思って頑張っています。この場に来て、大きな力を得ました」
男性最優秀演技賞は、『鬼<トッケビ>』でカリスマ性溢れる姿からロマンチックな一面まで多彩な魅力を見せたコン・ユが、受賞の栄光に輝いた。
『キム課長』のナムグン・ミン、『雲が描いた月明り』のパク・ボゴム、『嫉妬の化身』のチョ・ジョンソク、『浪漫ドクターキム・サブ』のハン・ソッキュを抑えての受賞となった。
コン・ユ「アンニョンハセヨ、コン・ユです。コン・ジチョル(本名)という名前も持っています。今日はなんとなく本名が言いたくなって…(笑)。数ヶ月前までは“寂しく燦爛たる神”(作品中の役柄)でしたが、今では軟弱な人間に戻りました。長い時間僕に関心を寄せて、愛情を見せて、キム・シン役をプレゼントしてくださったキム・ウンスク作家、僕と共に胸に剣を刺してキム・シンになってくださった(※1)イ・ウンボク監督、寂しいキム・シンに余りある愛をくれたウンタク(キム・ゴウン)に感謝しています。また、まるで戦場のような撮影現場で苦労したすべてのスタッフにぜひ伝えたいことがあります。『君たちと共にした時間、すべてが良かった(※2)』(笑)。
…ところで、長く喋ってもよろしいでしょうか?(笑)まず、昨年1年は、(映画『男と女』で)見知らぬ女性といけない恋に落ちたり、(映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で)他人のためにゾンビになったり、(映画『密偵』で)国のために命をかけて戦ったりしました。皆さんにはこの1年ですべて披露しましたが、僕はこれらを2年かけて準備しました。最近、自分はどこにいて、誰で、どこへ向かっているのか…こんがらがって分からなくなることがありました。でも、今日いただいたこの大きな賞が、弱くなった自分にけじめをつけてくれると思っています。僕が俳優として悩んできたことが、決して無駄ではないことを信じて…。(声を詰まらせる)
『鬼<トッケビ>』を愛してくださった多くの視聴者の皆さん、2年間を僕と共にしてくださった方々、ありがとうございました。そして、テレビで見ている母に、伝えたい言葉があります。僕が今まで優しくすることができなかったからか、『他人の息子のように感じる時がある』と寂しがっていましたね。ごめんなさい。母さん、父さん、これからも体に気をつけて、長生きしてください。恥ずかしいですが、もう二度とこの場に立てないかもしれないので…言います。所属事務所のキム・ジャンギュン代表。僕は一度もあなたをマネージャーだと思ったことがないよ。兄さん、気苦労させてごめん。僕、受賞したよ!(笑)」
※1…キム・シンは、胸に剣が刺さったまま900年の間死ぬことができず、トッケビとして現世を彷徨っているという設定だった
※2…作中の名言「君と共にした時間、全てが眩しかった」にちなんでの発言
続けて女優最優秀演技賞は『また?!オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』で、現実味溢れる演技に視聴者から共感を得た、ソ・ヒョンジンが受賞の栄光に輝いた。
『鬼<トッケビ>』のキム・ゴウン、『力の強い女ト・ボンスン』のパク・ボヨン、『空港に行く道』のキム・ハヌル、『ドクターズ』のパク・シネを抑えての受賞となった。
ソ・ヒョンジン「(感激で目を潤ませながら)本当にびっくりして…すみません。昨日5月2日は『また?!オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』が放送されてから1年、という日でした。1年前のドラマを、今でも覚えていてくださってありがとうございます。このドラマのせいで昨年は様々なことがあり…まるでジェットコースターに乗っている気分でした(笑)。何より私が大好きだったヘヨンを作ってくださった作家、監督に感謝しています。私が自分のドラマを大切にするのは当然ですが、私と同じくらい視聴者の方も大切にしてくださっていたということを実感しました。オ・ヘヨンを応援してくださった視聴者の皆さん、ありがとうございました。この賞の重みを、これからかみしめていきたいと思います」