Q：事前制作ドラマ（※）ですが、放送されるまでいかがでしたか？また事前制作に対する考えを聞かせてください。
※現在の韓国ドラマ制作現場では、編成、放映権、コスト、視聴率等の問題で、通常のドラマは放映期間とほぼ同時進行で撮影・編集を行う。そのため視聴者の声を元に途中でストーリーが変更されることもあり、俳優にとっても通常ドラマと事前制作ドラマの違いは大きい。
イ・ヨンエ「放送されるまで待つ時間というのは、ワクワク以上に、非常に苦しかったです（笑）。ですが、今はほぼリアルタイムで撮影が行われる環境ですから、システムが変わってほしいと思いました。女優の立場として、役に集中する時間が十分にありましたし、母として家庭を充実させたいという思いもあったので、『師任堂』は育児をしながら撮影ができて、感謝しています。私だけでなく、スタッフの皆さんにも一息つける時間があって、とても良いと思います。これから事前制作ドラマが増えてほしいですね」
ソン・スンホン「初めから全話の台本があり（※）、より作品に集中できました。こんなに良いコンディションで撮影できたのは初めてだったと思います。韓国ドラマの撮影環境は、俳優やスタッフにとっては想像以上に過酷です。3,4か月間はまともに眠れません。俳優の立場としてはより完璧な姿をお見せしたいですが、それも厳しい状況です。ドラマに出演している俳優たちはとても演技が上手だと思います。僕には事前制作の撮影がとても合っていました。もし今回のドラマで俳優として成長した姿を感じて頂けなかったとしたら、それは僕に問題があります。今回の撮影現場では、全スタッフが笑顔で撮影しました。このシステムが定着してほしいです」
※放映期間とほぼ同時進行で撮影・編集を行うドラマ制作現場では執筆の遅れなどが発生し、出演者には全話分ではなく、特定話数のみの断片的な台本のみが渡されることがしばしばある。
Q：イ・ヨンエさんはこのドラマを皮切りに演技活動を再開しますか？
イ・ヨンエ「見守ってくださるファンの方々、ありがとうございます。良いメッセージ、良い影響を与えてくれる作品でお目にかかりたいです。これからも良い姿をお見せしたいと思います」
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