防弾少年団（BTS）のシュガがミックステープ（非産業的な目的で制作された無料で配る音盤）の収録曲「What do you think?」で、米国のサイバー教主Jim Jonesの演説を引用して騒動になる中、所属事務所のビックヒットエンターテイメント側が謝罪した。

ビックヒットエンターテイメントは31日、スターニュースに「問題点を確認した後、該当の部分を即刻削除して再販売する」、「これにより傷つき不愉快に感じた方に謝罪する」と明かした。

ビックヒットエンターテイメントはシュガが意図的に利用したわけではないと明かした。「導入部の演説ボーカルサンプルは、該当の曲のトラックを作業したプロデューサーが特別な意図なく演説者を知らない状態で、曲全体の雰囲気を考慮して選ばれた」、「会社内部の選定および検査過程で内容上、不適切なサンプルであることを認知できておらず、曲に含める誤りがあった」と説明した。

続いて「ビックヒットエンターテイメントは全世界を対象にした様々なコンテンツを検査する自己プロセスを通して、社会、文化、歴史的な問題となる内容を確認しているが、全ての状況を理解して、それに合わせた対応をするには限界があることを経験している」と未熟なことを認めた。

最後に「アーティスト本人も思いもよらない部分で問題が発生したことについて当惑しており、深い責任を感じている」、「今後、このような事例を教訓にして全ての制作過程をさらに綿密に点検する」と伝えた。

これに先立ち、22日に発売されたシュガのミックステープ「D-2」の収録曲「What do you think?」はJim Jonesの演説を引用した事実が後になり分かり騒動になった。Jim Jonesは、1950年に米国に人民寺院というサイバー宗教を設立した教主で、信徒900数名に服毒自殺を強要、「ジョーンズタウン大虐殺」を引き起こした犯罪者でもある。

このような事実が海外ファンを中心に知られ、批判的な声が出始めた。シュガが成し遂げた成果を前に立て、アンチファンを批判する歌詞にJim Jonesの演説が引用されているのは適切ではないとの反応が続いた。韓国内のファンも「＃シュガ－Jim Jones－What do you think?」とTwitterのハッシュタグ運動でシュガの立場表明を要求したりした。

記者＝コン・ミナ
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