「リベンジポルノ」問題で波紋となった女性グループKARA出身の歌手兼女優ク・ハラ(28)の元恋人チェ・ジョンボム(28)が1審の判決に不服、控訴状を提出し、二人をめぐる法廷攻防第2ラウンドも激しい争いが予想される。
12日法曹界によると、チェ・ジョンボムは5日法律代理人を通じて自身の傷害の疑い等に関する1審の判決に不服という趣旨の控訴状を提出した。すでに4日にも、検察が1審の判決も不服し控訴状を提出、この事件は控訴審で再び取り上げられることを予告している。
ソウル中央地方裁判所は8月29日チェ・ジョンボムの傷害の疑いなどの1審宣告を開き、チェ・ジョンボムに懲役1年6ヶ月、執行猶予3年を宣告した。裁判所はチェ・ジョンボムに財物損壊、傷害、脅迫、強要、性暴行犯罪(カメラ利用撮影)など計5つの容疑を適用して、「このうち財物損壊、傷害、脅迫、強要は有罪と判断したが、性犯罪容疑は無罪」と説明し、視線を集めた。
すでにチェ・ジョンボムは裁判に参加し、複数回、自身の動画撮影に違法意図がないことを明らかにして 「チェ・ジョンボムが映像で脅迫する故意があったら警察に先に通報する理由がない」と強調した。一方、ク・ハラ側は「チェ・ジョンボムが破廉恥な犯罪を犯しても、まるで被害者のように振る舞ってメディアに名誉回復を訴え、ク・ハラに地獄のような苦しみを与えても全く反省していない。求刑のように処罰してほしい」と要請した。
警察は2018年11月ク・ハラとチェ・ジョンボムに起訴意見を適用し、検察に送致した。検察は1月末チェ・ジョンボムに性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)と脅迫、傷害、強要、財物損壊罪などを適用して在宅起訴した。一方、ク・ハラには起訴猶予処分を下した。
双方控訴で2審を控えた中、立場が対抗しているという点で、両者の尖鋭な対立は続く見通しだ。
記者=ユン・サングン
写真=STARNEWS
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