“平昌五輪”小平×イ・サンファ、日韓選手の10年の絆
2018/02/19
小平とイ・サンファは氷の上では一歩も譲らないライバルだが、リンクの外では10年の友情を誇る。
現在スピードスケート世界ランキング1位の小平奈緒(32)選手と世界記録保持者のイ・サンファ(29)選手は、18日の「2018平昌五輪スピードスケート女子500m」種目で
僅か0.39秒の差で勝敗が分かれた。2位のイ・サンファは涙を流し、金メダルを獲得した小平は両手を高く掲げた。しかしすぐに小平はイ・サンファを抱擁し慰めた。
試合後の記者会見で二人は、抱擁しながら何を話していたのかを明かした。小平は「よく頑張った!」と韓国語で励ましたという。「サンファが3連覇を目指してどんなにプレッシャーを受けていたか知っていた。そこを努力で乗り越えたことを祝ってあげたかった。そして私はこれからもあなたを尊敬していると伝えた」と説明した。
イ・サンファは「奈緒とは中学の頃から知り合いで、試合が終わると結果に関わらずいつもお祝いしてくれた。今も一緒にこの場にいれるだけで嬉しい。私は1000mを諦めて500mに集中した。でも奈緒は1000mや1500mにも出て、500mにも出場した。そこが本当に尊敬していると伝えた」と明かした。
4年後のオリンピックでもまた二人が競う姿を見られるだろうか。小平は「わかりません!」と韓国語で答え、少女のように笑った。イ・サンファは「昨年のワールドカップシーズンの時奈緒に聞いた。北京も出るかって。そしたら奈緒は、私が出るなら出ると言った。今はひとまず休みたい。北京はまだ考えていない」と答えた。
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