―時代劇での悪役―

『セレブリティ』は、有名になればお金になる世界に飛び込んだ主人公ソ・アリ（パク・ギュヨン）が向かい合ったセレブたちの華麗で熾烈な世界を描いたドラマだ。イ・ドンゴンは同ドラマにおいて、お金と権力を握っている法務法人テガンのオーナーであり、ユン・シヒョン（イ・チョンア）の夫である弁護士チン・テジョン役を演じた。

この日、イ・ドンゴンは「『七日の王妃』以来のヴィラン役ですが、私はむしろ快感に思う方です。私は平和で落ち着いていて理性的ですが、チン・テジョンは反対の人物なので演技しながら感じるカタルシスが大きいです」として「二重的で権威的で、お金と権力に対する誤った認識を持っている人物を表現する過程がおもしろそうだと思いました」と明らかにした。

続いて「『七日の王妃』は、私の人生の大きな転換点です。私が今まで見せたことのない役を与えてくださって感謝し、思う存分遊ばせてくださった監督に感謝します。私の恩人だと思います」として「その時は時代劇だったので、今回は現代劇で悪党役をしてみたかったんです」と話した。

『セレブリティ』という作品は、イ・ドンゴンにとって「イ・ドンゴンが見せる数多くのヴィランの序幕」だ。彼は「作品をご覧になって“チン・テジョン、とても悪い人だ”、“本当に悪い”という言葉が一番大きな称賛ではないかと思います。私が演じた役をうまく伝えるのが一番大きな目標なので、視聴者にとって本当に憎い奴だったことを願います」と付け加えた。

―今後の活動について―

それと共に今後の活動に対しては「長い間演技をしてきたので、当たり前なことが当たり前ではないということに気づきました。私が受け取る台本一つ一つがとても大切になりました。以前と変わったことがあるとすれば、何でもないことに対してもとても大切で幸せだということを感じます」として「久しぶりにお見せした作品が愛されると思えば楽しい気持ちですし、次の作品をもっと慎重にしなければならないと思っています」と明らかにした。

続いて「作品が大衆からそっぽを向かれることになれば、熱心にがんばっても人々はしきりに休むのかと尋ねてきます。それがとてもつらいです。余裕があって、さらに真剣にたくさん悩んで良い作品を選べる状況になったことに感謝します。今回よりもう少し上手な俳優になりたいです」と覚悟を伝えた。