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STAR INTERVIEW

パク・ジファン「一生懸命走る4位になりたい」

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Q:『閑山:龍の出現』に出演したきっかけを教えてください。

パク・ジファン「一生懸命走る4位になりたい」

「映画『鳳梧洞(ポンオドン)戦闘』に日本軍の将校役で出演したのですが、試写会後にキム・ハンミン監督に話をしようと呼ばれ、亀甲船を作ったナ・デヨン将軍役をオファーしたいと言われました。

数か月後にシナリオが届いたので読んだのですが、なぜ私に与えられたのか疑問に思いました。

監督は『鳳梧洞(ポンオドン)戦闘』を見て、私に任せたいと思ってくれたみたいで。分量の問題ではなく、私がこれまで演じてきた人物に比べて大きすぎる人物だと思いました。

“この人物を演じられるだろうか”と、体が震えるくらいの恐怖心もありました」

Q:役作りのためにしたことはありますか?

「撮影前に荷物をまとめて、ナ・デヨン将軍の子孫が集まって法事を行う場所を訪ねました。

『この方について学んでいるうちにもっと知りたくなったので来ました。閑山島海戦についての映画を製作するのですが、ナ・デヨン将軍役を演じることになりました』と伝えました。

そうすると、子孫の方たちが関連のある本も送ってくださり、亀甲船に対する素晴らしさを語ってくださいました」

Q:閑山島に1ヶ月半の間、滞在したそうですね?

「亀甲船について科学的な真実よりはインスピレーションやオーラを感じたいと思いました。また、この人物を演じる前に礼儀正しくなければならないと思いました。そのため、麗水(ヨス)にある墓の前で将軍に『顔だけでも見せてほしい』と頼みましたが、見せてはくれませんでした。

実在の人物を演じることに対するプレッシャーを持たないようにしていました。もっと想像して、気持ちを込めようと思いました。どうやっても迷惑をかけることになると分かっていたので、迷惑をかけないようにしようとは考えず、最善を尽くそうと思いました。

一ヶ月半ほどキャラクターのためにあちこちを歩き回りましたが、他のキャラクターを演じる時はここまでしませんでした。しかし、ナ・デヨン役はこうしなければ(実在の人物に)ならない、またキム・ハンミン監督に勝てないことに気付きました。キム・ハンミン監督のオフィスに行くと、これがオフィスなのか分かりませんでした(笑)。

キム・ハンミン監督と呼吸を合わせて演技するためには、真正性を持たなければならないと思いました。事務所を見て心からイ・スンシンを尊敬し、また知らせたいと思っている方だと分りました。使命感を感じ、それが立派だと思ったので、私も簡単に近付いてはいけないと思いました」

Q:パク・ヘイルさんとの共演はいかがでしたか?

パク・ジファン「一生懸命走る4位になりたい」

「岩が頭を押しているような感覚でした。パク・ヘイル先輩と座って会話するシーンがあったのですが、目を見て鳥肌が立ちました。

瞳に青い炎が灯っており、説明ができない難しい感情を感じ、先輩に会うシーンでは、オーラがすごかったです。イ・スンシン将軍に亀甲船の出征を許可してほしいと伝えるシーンを撮影する時は、体が震えました。

当時、先輩の撮影分量が先だったのですが、先輩が私の瞳を見て『今撮るべきだ』と言ってくださったので、先に撮影に入りました。

そのシーンをカットすると監督が泣いていて、当時将軍たちがどんな心情だったのか、私たちの演技を見て感動したと言ってくれました」

Q:多くの監督からラブコールを受けていますが、実感はありますか?

「私のものではないので、こういう状況に恐怖心を持って気を付けようと思っています。運だと思うしかありません。恐怖を感じる日もありました。

映画を6~7ヶ月間撮影して、“こんなに簡単に大金を受け取ってもいいのか?”と思ったので、警戒しています(笑)。

通帳は全く見ません。私の通帳には、ご飯とコーヒーを購入することができて、行きたい場所に行くためのガソリン代しかないと思いながら暮らしています」

Q:理想とする俳優像を教えてください。

「4位を走り続ける俳優になりたいです。オリンピック競技を見て“4位はどんな心境だろう”と思いました。

最善を尽くしたけど、順位の中に入ることができず、それでもまた絶えず努力する姿が私のような小市民に近いと思います。最も生きているそんな人物に関心が高く、またそのような人物を描きたいです」

(c)STARNEWS
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