キム・ヨンデ「スター役を演じるのに、僕はスターじゃない!」
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俳優キム・ヨンデは2017年にデビューし、主役を務める人気俳優に上り詰めた。“カン・ドンウォンにそっくりだ”と言われるほどの整った顔立ちに、圧倒的な演技力を誇っている。
彼が初主演を務めた『流れ星』は、芸能人・マネージャー・広報チーム・記者・顧問弁護士など、芸能界の最前線で仕事をする人たちにスポットライトを当てた作品だ。
Q:ドラマの放送が終了しましたが、今の気持ちはどうですか?
「『流れ星』は今まで出演した作品の中で、一番愛着がある作品です。3カ月前には撮影終了していたのですが、最終話までの放送も終わり“本当に終わってしまったんだな”と寂しいです」
Q:視聴率について、議論がありましたが?
「初放送の時、視聴率はどうなるか緊張しながらドラマを観ました。初放送以降、視聴率を確認していました。そのうち視聴率は上がってくるだろうと思っていたのですが、4話まで放送されても(視聴率が)全く上がらなかったんですよ。正直、すごく残念でした」
Q:海外では大成功を納めましたが、実感はありますか?
「僕のためにエキストラを準備してくれたのかと思うくらい、空港にたくさんの方が来てくれました。その時は、本当に“コン・テソン”のようでした(笑)。韓国よりも認知度が高いことを体感して、『流れ星』が海外ファンに好評なのを実感しました」
Q:撮影はどうでしたか?
「本当に、全てが良かったです。現場で相手の女優さんとこんなにも楽しく、息を合わせた作品は今回が初めてでした。ソンギョンさんとのロマンスシーンでも息が合っていたし、ジョンフン先輩とは、マネージャーと俳優としてリラックスして楽しんで撮影できました。ジョンシンさんとも、親しいからこそできるシーンもありました」
Q:新人マネージャー役のジン・ホウンさんとは同じ事務所ですが、共演してみていかがでしたか?
「デビュー前からの友人です。後輩でもあり、知り合って5年程経っているので、同じ俳優として演技しながら気軽に意見を出し合いました。『流れ星』の最終話が放送される頃に、一緒に広告も撮影しました。“デビューしたら一生懸命頑張ろう”と言い合っていた関係でしたが、今回広告撮影まで一緒にして、不思議な感じでした」
Q:役作りは、どのようにしましたか?
「トップスターではない僕が、テソンの役を演じることに不安がありました。他の芸能界を舞台にしたドラマを参考にしたりして、監督ともたくさん話し合いました。共演者たちも助けてくれました。一番近くにいる人たちがスターでした(笑)。既にスターの先輩たちをよく観察して、現場でどのように行動するか、カメラが回っていないときにどんな言動をするのか勉強しました。
内面的な部分でいうと、テソンと僕はシンクロ率が90%だと思います。劇中のテソンは、一見冷たそうですが、誰よりも情が厚いキャラクターでした。最初のほうは、いけ好かない部分もありますが、回を重ねるたびに内面に変化が起き、可愛くて愛らしい魅力を発揮します。
そそっかしかったり、好きな人の前では小学生のように嫉妬したりなど僕と似ています。初めて台本を見た時も、似ている部分が表現されていて、その部分に重点を置きました。撮影している時、このドラマは視聴者の方々も楽しめるだろうと確信を持てました」
Q:デビュー当時からカン・ドンウォンさんに似ていると言われていますが、それについてはいかがですか?
「そういう話しをよく聞きますが、そのたびにすごく有難かったです。カン・ドンウォンさんと兄弟役をしてほしいとの声もあり、キャラクターが合えばいつでもやりたいです」
Q:視聴者の反応はどうでしたか?
「観る方によって反応は全く違いました。僕も同じで、ある部分はすごく共感するけど、ある部分はファンタジー要素が強すぎだと感じました」
Q:トップスターと広報チームのラブストーリーですが、実際にはどうですか?
「ほぼないと思います。まず、そこまでの関係に発展するには長期間の交流が必須ですからね。マネージャーとアーティストが結婚したケースもありますが、それだけ多くの時間を共有したから可能だったんだと思います。そんな関係ではない以上、お互いの仕事に集中するだけで忙しくて恋愛まで発展するのは難しいと思います。もちろん、例外もあるのでドラマティックに可能な場合もあるでしょう」
Q:劇中では、アンチ・ストーカー・ゴシップなど大変なシーンもありましたが、実際にこのようなことについてはどう考えますか?
「権利には責任がついてくるように、責任感が非常に大事だと思います。どうしようもない宿命ならば、考え方を少し変えてみるといいかもしれないです。どのように克服できるか方法を探してみるのもいいかもしれないですね」
Q:劇中では公開恋愛をしましたが、実際に恋人ができたら公開しますか?
「もし恋人ができたら、わざわざ隠す必要はないと思います。今は俳優という職業に、どれだけの責任が伴うのかわかっているので。そこまで深く考えてから交際するなら、隠さなくてもいいと考えています」
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