“人気俳優”パク・ギュヨン、初主演で大きなプレッシャー…「スタッフ、監督に励まされた」
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『ダリとカムジャタン』で地上波初主演作を担当。これまでの作品で見せてきた辛口ではなく、甘口の“ヒーリングロマンス”で視聴者から愛された。
これは、女優パク・ギュヨンを指す言葉だ。
パク・ギュヨンはKBS 2TV 水木ドラマ『ダリとカムジャタン』で女性主人公キム・ダリ役を演じた。キム・ダリは名声高い青松家の一人娘だが、生活感覚ゼロの女性で、突然の父の死と破産で青松美術館の館長を務めることになる。また「無知、無識、無学」の“3無の持ち主”だが、金儲けの才能がある男性チン・ムハク(キム・ミンジェ)に出会い、人生の変化を迎えることになる。
『ダリとカムジャタン』でパク・ギュヨンは、成長するキム・ダリの姿を披露し視聴者から好評を博した。『サイコだけど大丈夫』、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』、『悪魔判事』で見せた強烈な姿とは正反対の、愛らしさそのものに変身し“パク・ギュヨンにこんな魅力が?”というくらい、今回の作品で自分の真価を発揮した彼女。
―地上波初主演デビューの感想と、主演となることでの責任感があったかを聞かせてください。
「本当に感謝していますし、プレッシャーもありました。プレッシャーに負けて表現ができなかったら、それは視聴者に対するちゃんとした姿勢ではないと思い、ダリの背景についていこうと努力しましたし、撮影中はずっと幸せでした。たくさん泣いて笑い。責任感に押しつぶされないように周囲のスタッフ、監督が絶えず応援してくださいました」
―『ダリとカムジャタン』を選んだ理由は何か、ユニークだったキム・ダリのキャラクターをどのように表現したいと思いましたか?
「ダリは、世間知らずなお姫様のような子です。その中で好みや信念がしっかりしています。冷たい世の中に突然一人残されても勝ち抜き、成長していくキャラクターなのでとても魅力的です。また、ダリの性格を表現するうえでヘアスタイルにも変化も与え、言い方も整えました。ダリが世間へ衝突しながら苦難を克服していく過程は、物語に沿って感情移入しながらしっかり表現しようと努力してきました」
―『ダリとカムジャタン』が視聴率5%台を維持し、視聴者から関心を集めました。その秘訣は何だと思いますか?
「『ダリとカムジャタン』は、一緒に笑って泣ける美しいストーリーだと思います。視聴者の方々が共感し、負担を軽減しながら視聴できるドラマという点で視聴者の方々と16話を共にできたと思います」
―ドラマの中でムハクとダリは異なる背景と性格を克服して恋を始めます。パク・ギュヨンは、価値観も性格も違う人を愛することができると思いますか?
「現実的に価値観、性格が合う人は楽だと思います。(価値観、性格が)異なる人と恋をするというのは冒険ではないでしょうか。パク・ギュヨンとしては性格、価値観が私と似ている方と恋する方がいいと思います」
―チン・ムハク役のキム・ミンジェさんとは、映画に続いて今回で2回目の共演ですが、どうでしたか?
「最初に共演した作品(映画『レスラー』)では、共演シーンがあまりなかったので残念でした。今回はパートナーとして共演することができてよかったです。キム・ミンジェさんは木のような頑丈さと重みを与える俳優でした。ムハクがダリ、パク・ギュヨンにたくさんのエネルギーをくれたので、無事撮影ができました。また機会があれば、キム・ミンジェさんと共演したいです」
―昨年『サイコだけど大丈夫』『Sweet Home』、そして今年の『悪魔判事』と『ダリとカムジャタン』で休まず活動を続けていますよね。“人気俳優”として注目を浴びているという評価もありますが、これに対する思い、休みなく活動できる原動力を教えて下しさい。
「“人気俳優”とは思っていません。どんなストーリー、キャラクターでも感謝して受け入れる準備はできています。最善を尽くす準備ができていますし、機会にただ感謝しています。
原動力は応援してくださるたくさんの方々、お母さん、お父さん、ファンの方々、視聴者のみなさんのおかげです。そして『人気俳優として注目を集めている』と言ってくださる方がいるということ、これがすべて私の原動力だと思います。ずっと休まず活動していきたいです」
―新たに挑戦してみたいキャラクターやジャンルはありますか?
「今回キム・ダリを演じながら、ドラマの中でたくさん愛されました。ムハクの愛もありますが、美術館の職員などダリを愛してくれる方々がいました。愛されるキャラクターがいいです。愛されるキャラクターなら人生の話、そして愛を与えることも、受けることもできる演技ができると思いました。特定のジャンルや、特殊な状況があるかもしれませんが、私たちの物語、私の隣で起こる物語をぜひ演じてみたいです。最も現実的で、共感できるストーリーに挑戦してみたいです」
―年末の授賞式が迫っていますが『ダリとカムジャタン』で受賞したい賞はありますか?
「特に欲が湧く賞はありません。ミニシリーズが初めてなので。ベストカップル賞をいただけたら、私たちのカップル演技が認められたという意味なので、与えられたら感謝いたします」
―2022年、特別な計画はありますか?
「期待し、関心を持っていただきたいです。詳細な計画はまだありませんが、30代を迎えるのでより健康で明るく、素敵な人になりたいです。周りの人々にも肯定的なエネルギーを与える人。それが2022年の計画です。お互いに応援し、励まし合う、そんな人になりたいです」
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