俳優キム・ミンジェが『ダリとカムジャタン』の放送終了の感想とともに初コミック演技に挑戦した感想を伝えた。

キム・ミンジェは12日午後、ソウルのカフェでKBS 2TV 水木ドラマ『ダリとカムジャタン』の放送終了記念インタビューを行った。

キム・ミンジェは『ダリとカムジャタン』の放送終了について「撮影はとても面白かったです。昨日（11日）最終回の放送を見ながら、ウルっとしました。終わってほしくないと思いました。最終回というのがとても残念で、すっきりしたというよりは残念な気持ちが強いです」と話した。

―『ダリとカムジャタン』を通じて初めてコミック演技に挑戦されましたが、いかがでしたか？

「コメディを演じることができてよかったです。演技する立場で笑わせなければならないと初めて思いました。誰かを笑わせるということは、すごい能力だと思います。僕はそんな能力がないので、『状況に集中しよう』『チン・ムハクとして、気持ちで行こう』と思いました。最初はプレッシャーを感じましたが、キャラクターに集中したことが突破口になり、状況に溶け込んでその瞬間が面白かったら笑い、楽しかったら楽しいと感じながら（撮影）しました」

―今回のコメディ演技には満足していますか？

「演技に満足したことはないですが、コメディが与える自律性が良い経験になりました。状況によってはアドリブも入れて、挑戦もしてみました」

―役とのシンクロ率はどのくらいだと考えますか？

「初めて演じた時、1次元的に見た時は全く似ていませんでした。僕は『くそったれ』などの言葉は言いません。ですがチン・ムハクに出会い、チン・ムハクという人物が僕の中に入ってきた感じです。8か月間チン・ムハクとして生活をしていたので、かなり似た気がします」

―パク・ギュヨンさんとの共演はいかがでしたか？

「以前から作品を通じて面識がありました。よく話しもする仲でしたが、パク・ギュヨンさんはとても堅実な人で。ダリの感情線を横から見ていましたが、“本当に難しくて、大変そうだ”と思いました。どうするのかなと思っていたら、全てうまく演じきっていました」

―キスシーン、ベッドシーンの撮影はいかがでしたか？

「とても楽しく、笑いながら撮影しました。でもかなり気を使いましたね。息を合わせて自然に行いました。露出シーンのために4、5ヶ月ほど食事を鶏胸肉にして管理してきました。後半に放送されるシーンだったらできなかったと思います。無知なチン・ムハクの姿を演じるためには、筋肉が必要だったので管理することにしました」

―今回の作品をきっかけに明るいキャラクターが定着し、バラエティ番組出演が増えるかもしれないですね。

「バラエティも僕は一つの作品だと思っています。僕がバラエティに出演して何をお見せできるかは分からないです。様々なコンセプトのバラエティがありますが“僕が出演して何ができるだろう？”と考えた時に“これだ”と言えるものはなくて。演技は準備してお見せすればいいだけですが、バラエティはそうではありません。いまもバラエティは難しく感じています」

―出演してみたいバラエティ番組はありますか？

「最近ゴルフをしているので、ゴルフ関連バラエティには興味がありますね。ですが僕はテレビをあまり見ないんです。作品が終わって休む期間が長ければ見る感じです。でも見て楽しむというよりは分析をします。“あの人はなぜあんなことを言ったのか？”と。頭（考え）を空にする時間を持たなければならないのですが、うまくいかないんですよね」

―年末の授賞式での受賞に対する期待はありますか？

「受賞は僕の領域ではありません。いただける場合はありがたくいただきますが、期待はしていません」

―パク・ギュヨンさんとのベストカップル賞には期待されませんか？

「いただけるなら当然受け取ります。ロマンスジャンルではベストカップル賞が大きな賞なので」

―今後挑戦してみたいジャンルはありますか？

「やりたくないことに挑戦してみたいです。あとは、アクションとかノワール、ジャンル物などに挑戦してみたいです。だから今経験を重ねて、30代の時に良い話ができれば嬉しいです」

一方、キム・ミンジェが主演を務めた『ダリとカムジャタン』は11日に16話を最後に放送終了した。

キム・ミンジェはチン・ムハク役で表向きはお金しか知らないが、実は誰よりも愛に本気のキャラクターを演じて、視聴者から好評を集めた。