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STAR INTERVIEW

ソン・ジュンギ、全世界1位の快挙も「僕らのことなのかと実感湧かない」

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ソン・ジュンギ、全世界1位の快挙も「僕らのことなのかと実感湧かない」

俳優ソン・ジュンギは、果敢に挑戦の道を選択し、自身の現実に安住することなく、領域を広げている。

NETFLIX映画『スペース・スウィーパーズ』(以下、勝利号)を通して、初めて父性愛の演技に挑戦。彼は負担は全く感じなかったと語るが、世間の反応への不安は大きかったという。

『勝利号』は2092年、宇宙のゴミを掃除する宇宙船“勝利号”の船員たちが、大量殺傷武器として知られた人間型ロボットを発見した後、危険な取引きに飛び込む物語だ。

ソン・ジュンギは宇宙のゴミを掃除する宇宙船“勝利号”のパイロットであるキム・テホ役を演じた。キム・テホは、元UTS機動隊のエース出身だ。頂点から一瞬にしてどん底に落ちた後、勝利号のパイロットになって必死にお金を稼ぐ人物だ。

―『軍艦島』から4年ぶりにスクリーン復帰されて、いかがでしたか?

「スクリーン復帰について、何か特別な意味を持ったりはしなかったです。ですが、監督との仕事という面では、大きな意味を持っています。監督と『私のオオカミ少年』でご一緒した時は、僕もパク・ボヨンさんも新人でした。監督もデビューしたばかりで。スタートが一緒だったからか、監督には愛着があるんですよね(笑)」

ソン・ジュンギ、全世界1位の快挙も「僕らのことなのかと実感湧かない」

―『勝利号』は公開されてから、全世界でストリーミング1位を記録しています。

「いろんな記事を見たのですが、合っているのか分からない状態で。全世界26か国で1位になったというのですが“本当に僕らの映画のこと?”と思ってしまいました。周りからたくさん連絡も来ていて、イギリス、香港、コロンビアでも、僕らの作品を見たというメッセージが来て、嬉しかったです。

一番うれしかったのは、写真ですね。SNSで家族の方があるキャンプ場に遊びに行ってNETFLIXをつけて『勝利号』を鑑賞している写真を見たんです。あと、リビングでビールを飲みながら『勝利号』を見ている写真も、なんだかうれしくてありがたさを感じました。そういう写真を見て“たくさんの方が見てくださっているんだな”と思いました」

―完成した『勝利号』をご覧になっていかがでしたか?

「初めて見たときは、完成度があまり高くない状態でした。そこで、監督がパソコンを使ってCG作成しているのをみたのですが、撮影するときはどうCGが具現化されるのか全く想像もつかなかったんです。CGスタッフのことも信じてはいましたが、ここまで完璧にされるとは思ってもいませんでした。最初本当に驚きました」

ソン・ジュンギ、全世界1位の快挙も「僕らのことなのかと実感湧かない」

―劇場公開ではない、NETFLIX公開となってしまいましたが、残念さはありますか?

「勇壮なサウンドと大画面でも見て、助監督のパソコンでも見ました。どちらもそこまで違いがないように思えました。僕も休みの日はよくNETFLIXを見ています。時代が変化を遂げているなと思いますし、メリットデメリットはありますが、メリットを重視します。残念な気持ちはないですね。こんな時期に作品をお届けできるだけでもありがたいことです。公開されただけでも涙が出ます」

―『勝利号』を選んだ理由は何ですか?

「『勝利号』プロジェクトについて、最初に聞いたのは『私のオオカミ少年』の時でした。監督から、『勝利号』の方が先に書き始めた作品だと聞きました。最初はテホという人物が僕くらいの年ではなかったと記憶してます。違うバージョンで作られていましたが、10年の間に何度も修正など繰り返され、今のテホという人物とクルーが出来上がったんだと思います。予想ですが(笑)。

僕の記憶では、『勝利号』の撮影に入る1年前くらいにオファーをいただきました。正確にはメッセージを見返さないと分からないのですが、1年前だったと思います。最初に監督が僕に台本を下さり、映画会社の代表と監督から『台本を送った』というメッセージが来ました。メッセージを受け取ったときには、すでにやると決めていました。映画会社に対する信頼もあり、監督への信頼も大きかったので。スタートが一緒だったからか、また共演したいと思っていたので、やろうと思いました」

ソン・ジュンギ、全世界1位の快挙も「僕らのことなのかと実感湧かない」

―共演のキム・テリさん、チン・ソンギュさん、ユ・ヘジンさんとはいかがでしたか?

ヘジンさんもソンギュさんもテリさんも、今回が初めての共演でした。4人とも同じ考えを持ったと思うのですが、初めてな気がしませんでした。初日からそうでした。これまでの作品の中で、役者と一番打ち解けて撮影できた作品だったと思います。僕に足りないところがあっても、すべて補ってくれると思えました。

その中心には、ヘジンさんがいました。オプドンイ役は、本来現場で一緒に撮影するはずではなかったんです。ソンギュさん、テリさんと3人で撮影するんだと思っていたのですが、ヘジンさんがモーションキャプチャーを現場ですると、出てこられたんです。完成した『勝利号』を見ると、最初のスクリプトと違うところが多いです。僕らだけで話し合いをし、アイディアを出し合って作ったシーンが入っているからです。そういうところでもヘジンさんが中心を取ってくれました(笑)」

―『アスダル年代記』に続いて『勝利号』まで、ジャンルに挑戦する姿を見せてくださっていますが、いかがですか?

「韓国映画やドラマの概念を確定させるというくらいの器の大きい人かどうかは分かりません。それは結果の話だと思うので。(作品を)選ぶときは、ただ惹かれるままに決めるのですが、仲の良い人たちの話を聞いてみると、僕に対して『変態』という人もいます。なぜ苦労するものばかり選ぶのかと。でも結果論ですよね。そうしようと意図したわけではありませんし、結果的にそう見えたわけで。

僕はジャンルへの欲が強いんです。映画『ボゴタ』も、遠くに行ってまでなぜ苦労するのかと仰る方がたくさんいましたが、僕はただ、惹かれるままに活動しているだけです」

(c)STARNEWS
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