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STAR INTERVIEW

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

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ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

俳優ナム・ジュヒョクは、常に選択の岐路に立たされているという。

モデルとしてデビューしたが、世間に彼の顔を本格的に知らしめたのは、悪童ミュージシャンのミュージックビデオだった。多様な作品を通して自身の魅力を200%出しているナム・ジュヒョクは、忙しく日々を送り、今年はNETFLIX『保健教師アン・ウニョン』、ドラマ『スタートアップ:夢の扉』、映画『ジョゼ』まで公開。

映画『ジョゼ』は、一度聞いたら忘れられない名前ジョゼ(ハン・ジミン)と、ヨンソク(ナム・ジュヒョク)が共にする一番輝いている瞬間を込めた作品だ。ナム・ジュヒョクは劇中、ジョゼの世界に入り込む男ヨンソクに扮する。ヨンソクは刺激のない毎日を送る平凡な大学生。偶然出会ったジョゼを助けてから、だんだんと彼女に関心を持ち始める人物だ。

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

―映画『安市城 グレート・バトル』、『ジョゼ』と2トップ主演映画に出演されていかがでしたか?

「とてもありがたいことでした。僕が選んだ作品の中で、プレッシャーも不安も多かった作品ですが、演じているときは本当に最善を尽くすことだけを考えていました。全てをかけるというプレッシャーの中で演じました(笑)」

―映画『ジョゼ』は日本映画『ジョゼと虎と魚たち』が原作ですよね。原作へのプレッシャーもあったと思います。

「なかったと言えば嘘になります(笑)。キム・ジョングァン監督が作る『ジョゼ』はどんな雰囲気だろうという期待が大きかったんです。監督も原作に対するプレッシャーを抱えていましたし、全出演者同じ気持ちでした。監督は『ジョゼ』を、原作と大枠は似ていても全く違う姿にしたいとおっしゃっていました。僕にとっても挑戦だと感じましたが、監督が望む方向に沿って一緒に作り上げたいと思いました」

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

―原作『ジョゼと虎と魚たち』と『ジョゼ』の違いは何ですか?

「あえて言うならば、原作を見た時は冷たい明け方の中で出会ったジョゼとその人物、という印象を受けました。冷たい夜明けの青みがかった、夜が明ける直前の感じで。今回の『ジョゼ』は、冷たい夜明けという部分では同じですが、青みがかった中に温かい日が昇る印象でした。原作と比べると、今回の『ジョゼ』は恋愛の課程、別れの瞬間を詳細に扱っていません。始まりが不透明な感じですが、彼らが愛し合っているんだということを確実に見せてくれます。別れるシーンでもいろいろな考えが浮かぶと思います。“なぜ?”というより“ああいうふうに、水が流れるように別れたこともあっただろうか”など、いろいろな考えが浮かんでくると思います」

―原作があるために、ヨンソクのキャラクターを作る上で気にされたのではないかと思います。

「どうやったら違って見えるだろうと考えてしまっては、僕だけのヨンソクをしっかり見せることができない気がしました。『ジョゼ』のシナリオをもらう3~4年前に原作を見たのですが、シナリオを受け取ってからは原作は一切見ませんでした。もし見てしまったら、似せてしまっていたと思うので。僕だけのヨンソクを作りたくて、自分のやり方で作り上げようと思いました」

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

―ヨンソクの感情をどう表現されましたか?

「ジョゼに出会ってからのシーンは、愛する感情をしっかり表現できていたと思います。ジョゼを愛してからの感情は、いつから愛するようになったというより、自然と愛していったと感じました。僕の心に秘めておいたことは、ジョゼはヨンソクを通して家を出て、外の世界に出ることができるキャラクターです。ヨンソクはジョゼを通して責任感や感情の部分で成長していきます。ジョゼが外の世界に出た時、ジョゼが履いているこの靴底は汚れてほしくない、だとかきれいな状態で責任を持って外の世界をジョゼに心ゆくまで見せてあげたいという気持ちで演じました」

―完成した『ジョゼ』を見ていかがでしたか?満足度はどれくらいですか?

「青年の姿を繊細に込めたかったです。ドキュメンタリー番組もたくさん見て、ドキュメンタリーで見るような繊細だけど平凡などこにでもいる青年を意識して演じました。そうして最後まで演じ、完成した作品を観たら、ヨンソクとジョゼの関係が自然に溶け込んでいて。個人的にも、努力しただけよく演じられていると思えて、本当に後悔のない作品です」

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

―ドラマ『まぶしくて -私たちの輝く時間-(以下、まぶしくて)』に続き、ハン・ジミンさんと共演されました。

「短いスパンでジミン先輩と再び共演することになりました。その点においては不安もありました(笑)。キム・ジョングァン監督は、『まぶしくて』の僕たちの姿が良かったと言ってくださって。僕もそうですしジミン先輩も『まぶしくて』でお見せできなかった多くのことを、『ジョゼ』で再度力を合わせて作り上げていけば、さらに良いシーンで2時間を満たすことができるのではないかということで共演することになりました。不安よりも、良いものを作れそうという気持ちが大きかったです。監督と出演される方々とも気持ちが一致していました」

―ハン・ジミンさんとジョゼはどんなところが似ていますか?

「僕がキャスティングされ、ジョゼ役でジミン先輩という話を聞きました。普段のジミン先輩は本当に相手を思いやり、相手が一人で歩かないよう足踏みをそろえてくれる感じの方です。共演された方は皆さん共感されると思います。いろいろな話をしてみたいと思える人です。なので、そんなところがジョゼとジミン先輩の似ている部分ではないかと思います」

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

―ご自身的に、ヨンソクと似ている点はありますか?

「似ていると言えば、平凡なところですかね。演技以外の状況では常に恥ずかしがり屋な性格なので、ヨンソクと似ているとは思いませんが、僕も平凡に生きています。もちろん自分的には、ですが(笑)。違う点は、普段チェックシャツを着ないことです(笑)」

―ハン・ジミンさんはナム・ジュヒョクさんが頼もしいとおっしゃっていました。反対にナム・ジュヒョクさんはハン・ジミンさんをどう思っていますか?

「ジミン先輩は、2作品で共演したので多くの話をしてきましたが、すべてのことを尊重してくれます。本当に接しやすさしかないです。演じるときも、相手役者だけを撮っている時も最善を尽くしてくれるんです。好感しか持てない人だなと思いました。ジミン先輩は至らない点が多いとおっしゃいますが、僕だけでなくすべての人が学ぶべきところの多い先輩だと言えます」

ナム・ジュヒョクが恥ずかしがりやな一面を暴露!「僕はいたって平凡な人間です」

―ヨンソクのように現実に合わせた選択をしたことはありますか?あった場合、それが演じる上で為になりましたか?

「愛ではなくとも、選択をすることは常にあったと思います。望むことを諦めなくてはいけないこともありましたし。常にその選択の中で生きてきたと思います。諦めなくてはいけないこと、これから良くしていかなくてはいけないことが明確になる気がするので、常に選択してきました。夢がはっきりしてくるだけ、諦めなくてはいけないものが多いように思います。なので、演じる上では為になりましたね」

―俳優ナム・ジュヒョクと人間ナム・ジュヒョクの悩みは何ですか?また、『ジョゼ』はどんな作品として残りそうですか?

「人間ナム・ジュヒョクとしては、漠然としていますがもっと良い人になりたいです。詳細に言えることはないですが、僕自身、良い人になるということに関してはすごく悩んでいます。なろうと努力しています(笑)。俳優としては、20代俳優としてどうすれば演技に臨む姿勢や楽しむ姿が世間に良い姿として映るかという悩みです。ナム・ジュヒョクというより、作品の中の人物そのものとして感じてもらいたいという気持ちが大きいです。お見せできていない姿は、新しい作品を通して作り上げて披露したいです(笑)。

『ジョゼ』は僕にとって、また頑張ろうと思える経験になりました。肯定的な影響を与えてくれた作品と言えます。作品を一緒に作っていくというのはこういうことなのか、と感じられる作品でした。観客の皆さんにも長く記憶に残る特別な作品になってほしいというのが僕の願いです」
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