パク・ソジュン インタビュー
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テレビと映画で相次いで成功し、もはや“全盛期”と言ってもいいところだが、手を振りながら謙遜する姿を見せた魅力的な男がいる。俳優パク・ソジュン(30)だ。
彼は2012年KBS 2TV『ドリームハイ』を皮切りに、毎年ドラマに出演し続けている。今年はtvN『キム秘書がなぜそうか』で自身を補佐してきたキム・ミソ(パク・ミニョン)と甘いロマンスを繰り広げた完璧男であり、ナルシストのイ・ヨンジュン役を演じ、視聴者のハートをつかんだ。『彼女はきれいだった』、『花郎』、『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!』に続くヒットだった。
『キム秘書がなぜそうか』の放送が終了するまでの約2ヶ月間、毎話話題を集めて視聴者に愛された完璧男、パク・ソジュンにインタビューを行った。彼は「実際の性格はナルシストと相反する性格」と話し、自身を取り巻く噂、『キム秘書がなぜそうか』を撮影して経験した哀歓を打ち明けた。「これでいいのか」と思うほど正直さにあふれていた。
―視聴者に愛された『キム秘書がなぜそうか』を終えた心境はどうですか?
「無我夢中で撮影していたので、終わって一か月が経っているかのようで、あっという間に感じられます。たくさんの方々が関心を持ってくれました。これほど嬉しいことは他にはありません。視聴者の皆さんに素敵な贈り物ができたのではないかと思い、自分なりに満足しています。後悔もなく、長く記憶に残る作品です」
―今回の作品で、”パク・ソジュンの人生キャラクター”(※)という言葉もありましたが、どう思いますか?
※自身が出演した作品の中で、最も素晴らしい演技をした役のこと
「私はそうは思いません。“人生キャラクター”が決定した瞬間、俳優人生が決まってしまう気がします。白紙がいいと思っています。嬉しい言葉ですが、警戒心を持たなければなりません」
―『キム秘書がなぜそうか』で視聴者の間で大きな話題となったベッドシーンの撮影はどうでしたか。
「プレッシャーでした。台本を見ただけではこのような状況が描かれていなかったんです。ベッドシーンが話題になったのは事実ですが、シーンがいやらしかったというよりは雰囲気からくるものが大きかったと思います。初回から続く感情の部分もあったので、より話題になったようです。放送を見たら、監督が盗み見た角度でも撮影されていました。演出、照明、カメラアングル、演技呼吸など、全体的に相乗効果を成していたと思います」
―ベッドシーンに劣らずキスシーンも話題となりました。数多くのキスシーン、多いとは思いませんでしたか。
「ロマンチックコメディであれば、この程度はあるものじゃないですか。それが多いと感じられるのは、エンディングにもたくさん登場したからではないかなと思います」
―数々のキスシーンのうち、エピソードがあるとしたら何ですか。
「13話のエンディングでミソが着ている服のリボンを解きながらキスするシーンがあります。台本には“ボタンを解く”とあったのですが、撮影時にミソが着ていた服にはリボンがありました。衣装選びが良かったと思いましたよ。ボタンだけだと(感情伝達)過程が一つでも、リボンを解いたことで感情をより膨らませることができると思いました。思ったより簡単に撮影できました」
―恥ずかしいセリフも自然とこなされていましたが、難しさはありませんでしたか。
「そういったことはかなり多かったです。自分自身とあまりにも違いましたが、それに耐えるのが俳優の役目だと思います。僕の長所はそういった恥ずかしいセリフと状況を淡泊に演じられるところだと思います。その部分では自信があります。なので、監督に淡泊に演じられるよう、修正してほしいと提案もしました。監督も積極的に受け入れてくれましたが、それでも大変でした。“ヨンジュンのやつ…”と考えたり、オーラでこの難関を乗り越えなければなりませんでした。逆に極端に演じればいいと考え、そうしました。悩む過程は多かったですが、ストレスではなく、作品のための悩みだったので楽しく撮影しました」
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