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STAR INTERVIEW

チョ・インソン インタビュー

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チョ・インソン インタビュー

チョ・インソンが映画に帰ってきた。約8年ぶりの復帰作『ザ・キング』で彼は、権力を手に入れるため検事になったヤクザ役を演じる。韓国の現代史に貫通し、ある時は観察者、ある時は反逆者に加担し、権力に酔いしれると思いきや奈落に落ちる。チョ・インソンのファンなら彼の復帰を心待ちにしていただろう。チョ・インソンが語る長い物語を、そっくりそのまま書き写そうと思う。

―これまで多数の作品からオファーがありましたね。その中には大ヒット作も好評作もあったのに、全て断ってきたそうですね。8年ぶりに『ザ・キング』を選んだ理由は何でしょうか?

何か勘が働いたんです。それぞれの持つ勘は違うと思うけど、僕のカンは『ザ・キング』でした。ノ・ヒギョン作家のドラマでもそれを感じました。なので、意図的に映画を避けていたわけではありません。

―「ザ・キング」に何を感じたのですか?

政権に関するテーマもそうだし、一人の人物が描く一代記が魅力的に感じました。まるで、僕自身の物語のようでした。

―『ザ・キング』は投資配給社が途中でSHOW BOXからNEWに変更し、混乱状態になりました。それでも最後まで待った理由は何でしょう?

僕は物事を結構単純に考える方です。やると決めたら約束は守る。初めて台本を読んだ時の感覚を信じる。そのせいで、作品を多くできないのが短所なんですけどね。

―久しぶりにスクリーンに映る自分を見てどうですか?

自分でも知らない間に、ドキドキしていました。でも観客の立場からすれば、テレビであれ映画であれ関係ないのでは。最近は世の中が便利になって、携帯でもコンテンツを観られる時代になりました。僕がtvNドラマに出演したのも、そんな世間の歩調に合わせた、と言えるかもしれません。

―本来『ザ・キング』は、メインがチョ・インソンさんで、友人役のリュ・ジュニョルさんにスポットが当たるはずでした。ですがチョン・ウソンさんが部長検事役にキャスティングされ、チョン・ウソンさんの登場シーンが増えたそうですが。

当然のことです。誰がその役を演じるかによって、フォーカスを合わせる部分が変わるのは当たり前。不満だなんて思ったことはありません。

―憧れのチョン・ウソンさんとの共演でしたが、個人の感情が入り役作りに支障が出たりはしませんでしたか?

僕は逆に、やりやすかったですよ。自分は人物関係を設定してから役づくりするタイプで、ウソンさんがいてくれたおかげでとても楽にできました。ウソンさんと僕のスタイルは違うけど、僕もいずれウソンさんと同じ道を進むんじゃないかと思います。チョン・ウソンさんは以前よりもっと“自由”に見えます。役や映画の規模が小さければ小さく、大きければ大きい枠の中で…。僕もそんな自由な道を選びたかったのですが、周りの反応が心配で。でもウソンさんが先に道を示してくれたので、きっと見つけやすいと思います。

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