あらすじ
韓国に、今なお残る"地域対立"。
全羅道(チョルラド)と慶尚道(キョンサンド)はまさに犬猿の仲だ。
対立意識が薄まりつつあると言われていても、人々の心の奥底に偏見や嫌悪感は根強く刻まれている。
"ヒョンジ"というペンネームでマンガを描いている純情な青年ヒョンジュン(ソン・セビョク)は、ペンパルで知り合ったタホン(イ・シヨン)と愛を育んできた。
全羅道出身のヒョンジュンと慶尚道出身のタホンだが、お互いの出身地にしばられず、まわりが呆れるくらいのバカップルとして毎日を楽しく過ごしていた。
しかし、「女は25を越えたら嫁にいけない」と、タホンの父は娘に幾度となく見合いを迫り、ついにヒョンジュンは決心する。
「結婚しよう!」
かくして、ヒョンジュンは全羅道の人間を毛嫌いするタホンの父に挑むことになる。
ソウルの標準語を猛特訓し、都市の男(?)に変身。結婚の許しを得るためにタホンの家へと向かったヒョンジュン。
家には、鬱々とした彼女の兄をはじめ、虎視眈々とヒョンジュンの欠点を狙う叔母、田舎に足を踏み入れたことがないソウル出身の母チュンジャ(キム・スミ)、それに初対面で相手の瞬発力を見極めようとボールを投げつけてくる最強の敵、父ヨングァン(ペク・ユンシク)がいた。一筋縄ではいかないと、ヒョンジュンは一夜にして思い知らされる。
果たして、ヒョンジュンは数々の難関を乗り越えて、タホンとの愛を結ぶことができるのか?
※相見礼(サンキョルレ):あい向かって礼を交わすこと