あらすじ
地方の土建会社を巨大グループに成長させたキム・テジン(イ・スンジェ)には、息子3人と愛人が産んだ娘と息子がそれぞれ1人ずついる。
現在の妻は二度目に迎えた妻のため、同じ父、母から生まれた兄弟は次男ヨンデ(キム・ビョンギ)と三男ヨンミン(チョ・ミンギ)だけだ。
そんな複雑な家庭環境のなか、家長であるテジンは息子たちに政略結婚をさせて、事業を拡大していった。
三男ヨンミンも父の言いつけに逆らうことができず、愛情のかけらもないナヨン(シン・ウンギョン)と結婚する。
実は、妻となったナヨンには姉がおり、この姉こそが当初ヨンミンの結婚相手となるはずだったのだが、昔から貧しい生活に我慢がならなかったナヨンは、姉や知人をおとしいれてまでヨンミンの妻に収まった。
ナヨンに対して何の感情ももっていないヨンミンは以前から交際していた恋人インスク(オム・スジョン)と関係をつづけるのだが、インスクの妊娠が発覚。
ヨンミンと結婚する以前に、ある事件によって子供が産めない体になっていたナヨンは子供は自分が引き取ると告げて実行する。
十数年後—…。
ヨンミンとインスクのあいだに生まれたミンジェ(ユ・スンホ)は、明るく純粋な青年に成長した。依然、私欲を満たすために突き進むナヨンも、ミンジェを過保護なほど大切に扱った。
ある日、ミンジェは突然見知らぬ女性に抱きつかれて動揺する。
女性の正体は、アンチファンと熱狂ファンをあわせもつ女優ペク・インギ(ソウ)。マスコミに追われているからかくまってほしいと無理に頼んで、ミンジェにしがみついたのだった。
彼女もまた、ナヨンのように私欲を満たすために突き進むタイプの女性で、暗い過去から抜け出そうともがき苦しんでいた。
そうして出会ったミンジェとインギ。
後に2人は惹かれあうのだが、このときはまだ、2人に「繋がり」があることを知らないのだった…。
後継者争い、兄弟の対立、愛憎で絡み合った夫婦と愛人、人間の果てしない欲望を描いたヒューマンストーリー!