あらすじ
好奇心旺盛で、派手な格好を好む熟年女性ミジャ(ユン・ジョンヒ)。
離婚した娘の子供を預かり、高校生になった孫と2人で暮らしているミジャは、体が不自由な近所のスーパーマーケットの会長(キム・ヒラ)の世話をしながら生計を立てていた。
学生時代、先生から詩人に向いていると言われたことをずっと覚えていたミジャは、町の文化センターの詩講座を受講する。
日常のすべてに詩の題材があると聞き、純粋な心で日常の美しさを探しまわるミジャ。
ある日、川の上流から自殺した女子高生の遺体が流れてきて町は大騒ぎになる。
時を同じくして孫と孫の友達の行動が不審になり、孫の友達の父親(アン・ネサン)から事情を聞いて孫が女子高生の死と関係があると知る。
少女のようなミジャにとってはあまりにも苦しい現実。
その現実と戦いながらも、詩を書くため必死に悩みつづけたミジャだが、結局ひとつの決断を下すことに…。
目をそらしたいほどの現実をリアルに描いた『オアシス』、『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督の最新作。