あらすじ
1968年の大統領官邸襲撃事件で父親を失った北朝鮮のテッキョン(チェ・ミンス)と韓国のギョンビン(イ・ビョンホン)は、共に心に傷を負い成長する。
数年後、青年となったテッキョンの恋人アナスターシヤ(シム・ウナ)は、秘密警察から追われていた。
彼女の父で、北朝鮮兵器開発の父と言われた科学者アナトーリがロシアへ亡命したからだ。
アナスターシャをロシアへ逃がしたテッキョンは死刑を宣告されるが、武力部のオ部長からスカウトされ、北朝鮮の特殊工作員となる。
一方、愛国者だった父の遺志を継ぎ、空軍のパイロットへ志願したギョンビンは、厳しい訓練に耐え中尉に昇進する。
ある時、ギョンビンが乗った新規導入機のテスト飛行中に、エンジントラブルが発生。
同乗していた上官チェ少佐は、ギョンビンを脱出させると自らは犠牲となる。
チェ少佐の名誉と残された家族のため、ギョンビンは事故が機体の欠陥によるものだと主張するが、上層部の汚職に関わる圧力から、結局は軍を追われてしまう。
やがて出会うテッキョンとギョンビンとアナスターシャ。
3人は、様々な陰謀と皮肉な運命に巻き込まれていく。