あらすじ
「俺は欲に満ちた野郎さ」
孤児院で育った頭脳明晰の弁護士カン・ピルジュ(チャン・ヒョク)は、財閥企業“チョンアグループ”の法務チームで、常務として働いている。
彼はこれまで、親友であるチョンアグループ創業者の孫、財閥三世チャン・プチョン(チャン・スンジョ)を、何度も危機から救い出してきた。
“彼のためなら、自分の身を危険にさらしてでも…”
そこまで彼がプチョンに執着するのはなぜか。
チョンアグループで働くのはなぜか。
その理由はただ一つ。
プチョンの母に、復讐するためだ。
* * *
幼い頃、ピルジュの母と兄は、プチョンの母に殺された。
プチョンの父がピルジュの母との間に関係を持ち、その結果生まれたのが自分と兄だった。そしてその事実を知って激昂したプチョンの母が、2人とも…。
1人だけ生き残ったピルジュは、復讐のためプチョンへ近づき、チョンアグループへと侵入。“カン・ピルジュ”という偽名を使い、これまで親子を手の上で転がし、隠密に作戦を練ってきた。
そんなある時、ピルジュはプチョンの母に、プチョンを兄弟たちとの後継ぎ争いに勝たせてほしいと依頼を受ける。そこで彼が目を付けたのが、大統領候補者の娘であるナ・モヒョン(パク・セヨン)。ピルジュとモヒョンの結婚を目論むピルジュだったが、モヒョンのことを調べていくうち、自身との思わぬ関係性を知ることになる…。
“悪魔”の資本主義時代。
人間の欲望と愛により複雑に絡み合った三角関係、いや、“四角関係”が、始まろうとしていた…。