作品ガイド

幼稚園に勤める。やくざ先生カン・ヒョンセ(キム・ジェウォン)。この男が、学生時代宿題に書いた家訓は「ダメならやめる」だ。そして「一生懸命」という単語が一番嫌い。それほど諦めが早いのがカン・ヒョンセの特徴だ。
何となく日々それなりに過ごせればOK。頭を使う事はまっぴらごめん。頭は頭突きの為にあるのだと彼は言う。おかげで学生時代、カン・ヒョンセの母親は頻繁に学校に呼び出された。

そんななカン・ヒョンセは子供の頃辛い経験をしている。
父と母がケンカをした後、ある日突然父が消えたのだ。その夜、父を一晩中待ったが結局帰って来なかった。あの時以来、誰かが頭を撫でるがとても嫌い。父が家を出る前自分の頭を撫でてくれたから・・・

夢も希望も明日も無く、荒々しく生きて来たカン・ヒョンセだが、ある日突然彼に残された遺産。
その遺産とは他でもない幼稚園!組織暴力団と幼稚園!!世の中にこんなに似合わない組合せがあるだろうか!?
カン・ヒョンセが通う幼稚園には左衝右突の女教師ユ・ミレ(ハン・ジミン)と徹底した教育観の園長コ・アラ(イ・ミスク)がいる。そしてどこから飛び出してくるかもわからない子供達が潜んでいる。それに周辺には幼稚園を狙う父と組職のボスが・・・

チン・ジヒ

キム・ジフン