あらすじ
ユン・ソクホ監督の季節連作シリーズの完結編。
幼少期の美しい思い出を共有する二人の男女が、不慮の事故で離ればなれになり、大人になって再会するドラマ。
主人公ジェハは、幼い頃に母親を失い、責任感のない父親に育てられ苦労した幼少期を過ごす。
そんなある日、結局賭けの借金で追われて父親の故郷である南道のある小さな島に移り住み、そこで生まれて初めて温かい視線を送ってくれる少女ウニョンに会って人生で一番幸せな時間を過ごす。
しかし、ジェハとウニョンは不慮の事故で離ればなれになってしまう。15年後、偶然にまた再会し、恋に落ちる。
ユン・ジェハ(ソ・ドヨン)は、コンクール入賞で国民の関心を一身に集める次世代のクラシックピアニスト。
気難しい性格で、友のフィリップ(ダニエル・ヘニー)にしかリラックスした姿は見せない。親には丁寧で他人にも礼儀正しい。
パク・ウニョン(ハン・ヒョジュ)は、昼はキムパプ(のり巻き)屋で一生懸命キムパプを作って売り、夜はトラック屋台でアクセサリーと衣類を売る。
そのため人々に会うのが仕事で誰にでも親切。
夜遅く家に帰ってマメにアクセサリーを作り、眠るまで作り続ける努力だけは特別だった。
期待もせずに応募した工芸公募展で大賞に輝き、その上副賞にオーストリア本社見学を当てる。