あらすじ
1930年代、華やかな都市・上海。
シン・ジョンテ(キム・ヒョンジュン)は、特急列車と比べられるほどのスピードを武器とするファイターだ。
家族を捨て消息不明になった父シン・ヨンチュル(チェ・ジェソン)をひたすら待ち続け、10歳の時に病気で亡くなった母の姿を見て育った。そして彼は、父親を恨みながら一家の家長として生きてきた。妹チョンア(イ・ジウ)の手術費を工面するため、密輸商になり、運命の渦に巻き込まれて上海をさすらい拳一つで不世出の英雄となる孤独な闘神だ。
そんなジョンテは、上海で有名歌手になっていたキム・オクリョン(チン・セヨン)と再会する。
オクリョンはジョンテ兄妹と幼いころから家族同然に育ち、ジョンテに純粋な愛情を抱いていた。
京城レコード社のキム・スオク(キム・ジェウク)に出会い、上海で有名歌手への道を歩んでいたが、この再会によってスオクとジョンテの間で気持ちが揺れる。
一方、デグチ・カヤ(イム・スヒャン)は朝鮮人の父シンジョ(チェ・チョロ)と日本人の母リョウコの間に生まれた混血児で、イルグク会の会主であるテンカイ(キム・ガプス)の孫であり後継者だ。
ジョンテの父によって父を亡くし、ジョンテに対しても根深い復讐心を持つが、同時に愛情も芽生えてしまい、怒りと執着を抱いている。
カヤは母の死に関する秘密を暴くため、そして父の死に対する復讐を果たすために、上海にまでイルグク会の幅を利かせようとする祖父テンカイの野心に同調。上海の朝鮮人村のトップとなっていたジョンテを排除せねばならず葛藤する。
1985年、スポーツ紙に連載され人気を集めた漫画『感激時代』を原作とるすアクションラブロマンス。