あらすじ
ムンド(チョン・グァンリョル)は妻ウンスク(チョン・ミソン)の父でありシンソン乳業の創業者テシン(チュ・ヒョン)から、会社を受け継いだ。息子のムヨル(大人役/ソンフン、子役/イ・ウォングン)はそんな父の元で育った財閥3世だ。
しかしその家庭環境は不遇なものだった。
ムンドは若い頃、ナンチョ(ファン・シネ)と恋人関係にありナンチョもムンドにすべてを捧げていたが、ある日ムンドは自身の野望のためにナンチョを捨てる。だが、彼女にはムンドとの間の子スヒョク(シム・ジホ)がいた。
歳月が過ぎ、ムンドがシンソン乳業の会長になったことを知ったナンチョはムンドに近づき、息子スヒョクに「この会社はもうすぐあなたのものになる」と言いながら、密かに正妻の座を狙う。
一方、ムヨルは獣医学科に通うユリム(ソヒョン)の自転車事故現場に出くわし、彼女を助ける。その後も会うようになった二人は次第に心惹かれあい、デートを重ねる。
しかし大学生と偽って付き合い始めたムヨルとバイク事故を起こしてしまったユリムは、そこでムヨルが高校生であることを知り、さらにムンドからも罵声を浴びせられ、落ち込んでしまうのだった…。
余命いくばくもないテシンは、ムンドに内縁の妻と隠し子がいることを知り、孫のムヨルに会社のことは他に任せて、違う道を歩んでほしいと話をする。
しばらくしてテシンは病が悪化、この世を去る。その遺言状には遺産の60%をムヨルに渡すと書かれていた…。