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  • <韓国現地で大調査!>
    今年流行ったり、よく使われた言葉を
    クロヤンが調査し、年代別使用率などを
    詳しくご紹介したいと思います♪


    ■별다줄
    ■할많하않
    ■취존
    ■자만추
    ■갑분싸
    ■군싹

    ◆ ◆ ◆

    まずは今年も増え続けた略語たちから見ていきたいと思うのですが、一言でいうならばまさに



    に尽きるでしょう。本格的に始める前に、まずは、この言葉から見ていきましょう。一体どんな「文章」を略したものなのでしょうか?

    正解から言いますと、<별것을 다 줄인다(ピョルゴスル タ チュリンダ)>の頭文字をとってくっつけたもので、「별것(ピョルゴッ)」とは珍しい物、変わった物という意味で、「そんなものまで略すの?」という疑念と驚きが込められた略語です(笑)。

    そもそも별다줄(ピョルダジュル)という言葉自体がすでに별다줄(ピョルダジュル)なんですけどね。

    今回の調査には20代から40代までの韓国人男女8名に、提示した略語を実際に使うかどうかというアンケート調査をして、その結果を一緒にご紹介いたします。20代が4名、30~40代が4名とちょうどいい割合になりました。そして評価基準は以下のように4段階で評価してもらいました。

    ※4段階評価※
    「使用頻度」
    高:◎
    普:○
    低:△
    無:×

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    ◆ ◆ ◆

    【할많하않(ハルマンハアン)】

    「使用頻度」
    20代:◎◎◎△
    30代:◎◎△△

    これはハングル表記に多くの情報が含まれているので、なんとなく分かるような気がします。こちらの言葉はフルセンテンスにすると「할 말이 많지만 하지 않겠다(ハル マリ マンチマン ハジ アンケッタ)」となりますが、実際にこの略語を話す人は少なくて、どちらかというとカカオトークなどでメッセージを送る際やSNSなどの状況説明の言葉として多用されています。


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    【취존(チィジョン)】

    「使用頻度」
    20代:◎◎◎○
    30代:◎△△△

    さて、こちらは何でしょうか。クロヤンは一瞬「취준생(チィジュンセン)」のことかな?と見間違えてしまいました。でもよく見たら「취준(チィジュン)」じゃなくて「취존(チィジジョン)」でした。ちなみみに「취준생(チィジュンセン)」とは漢字にすると「就準生」となって、就職準備をしている大学4年生や大卒生のことを意味する言葉です。韓国も就職氷河期なので世の취준생(チィジュンセン)たちは本当に大変そうです。で、これは何かというと「취향 존중(チィヒャン ジョンジュン)」の略語で、「趣向尊重」というのは、相手の好み(趣向)を尊重してほしいと考える人が増えていることの証ではないかとクロヤンは分析しています。韓国でも個性を重視してもらいたがる人が増えてきて、他人と違うことを気にしない人が急速に増えています。

    ところが相手に口出ししてしまう「오지랖(オジラブ/口出し、干渉)」はまだ残っているので、そうなるとお互いにますます自分の考えを相手に押し付けるようになり、押し付けられた側は、何で自分の意見を押し付けてくるの?私の勝手でしょ?と不満を感じるという訳なのです。そういえば、30代以上の人はあまり使わないかもしれません。だって彼らには意外と(?)協調性がありますからね。(もちろん日本の和の精神とは程遠いですが…)


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    【자만추(チャマンチュ)】

    「使用頻度」
    20代:◎◎◎○
    30代:◎○△×

    映画『쥬만지(ジュマンジ)』の続編かと思いましたが、こちらは「자연스러운 만남 추구(チャヨンスロウン マンナム チュグ)」の頭文字です。韓国では日本では考えられないほど소개팅(ソゲティン)が多いです。1対1の恋人候補紹介とでも言うべきソゲティンですが、お見合い(맞선(マッソン))ならともかく、恋人も紹介してもらって、会って、じゃあお付き合いしましょう!というのはクロヤンには受け入れ(?)られませんでした。まあ、そろそろいい年(?)のクロヤンにも、会う人ごとに「良い人いるよ!紹介しようか?」というお誘いがあるのですが、まさに「자만추(チャマンチュ)」主義なのかもしれません。

    まあ、それでずっと独りぼっちなんですけどね(汗)。

    さて、この「자만추(チャマンチュ)」の反対語には「인만추(インマンチュ)」というのがあります。何の略だかわかりますか?
    こちらは「인위적인 만남 추구(インウィジョギン マンナム チュグ)」です。つまりお見合いや紹介、合コンなどで人為的に会うほうがいい!と考えている人も実は結構いるようです。なぜ「인만추(インマンチュ)」のほうが良いのか調べてみたら、自分も誰かと付き合いたいと考えている訳ですし、相手も交際を考えているので付き合える確率が高いのだとか。まあ、「자만추(チャマンチュ)」だと自然だけど自然に付き合わない!ということも十分にあり得ちゃうわけですからね。
    あ、ちなみに究極の派生語があって、それは「아만추(アマンチュ)」です。何の意味だか分かりますか?これは「아무나 만남 추구(アムナ マンナム チュグ)」だそうです。長い間恋人がいない人が、もう誰でもいいから付き合いたい!という状態を表すのだとか。

    ……、

    クロヤンは「자만추(チャマンチュ)」主義ですよ!絶対に「아만추(アマンチュ)」ではありませんよっ!いくら相手がいないからって……(涙)


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    【갑분싸(カップンサ)】

    「使用頻度」
    20代:◎◎○△
    30代:◎○△△

    こっちは「갑자기 분위기 싸해지다(カプチャギ ブニギ ッサヘジダ)」です。「싸해지다(ッサヘジダ)」とは、しらける、冷める、シーンとなる、というように雰囲気が悪くなるという意味で、これはどこの国でもあることですね。
    他のものに比べると20代の使用率が少し低くなっていました。そう思うと、20代の人たちもまだまだ周りの雰囲気を気にしながら生活はしているようです。クロヤンが日本語を教えている日本語学校の生徒たちは17歳や18歳が多いのですが、彼ら彼女らを見ていると、周りの雰囲気を気にしない子が多いようにも感じます。我が道を行くのみ!という感じでしょうかね。なので10代を対象にアンケートしたら、きっと違う結果がでそうな予感がします。


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     【군싹(クンッサク)】

    「使用頻度」
    20代:◎◎△△
    30代:△×××

    そして最後は「군침이 싹 돈다(クンチミ ッサク トンダ/よだれが一瞬で出る)」です。これは韓国アニメーション「뽀로로(ッポロロ/ポロロ)」のキャラクターが広めた言葉らしく、30代以上ではほぼ全滅でした。ただ、韓国ではこれでもか!というくらいに너튜브(ノトュブ/YouTubeの別名)で「먹방(モクバン)」が後を絶ちません。夜ご飯は食べたはずなのに帰り道にモクバンを見ているだけで、「군싹(クンッサク)」してしまいます。人間ってどうして夜中になるとお腹が空くんでしょうね。

    さあ、これらの略語、みなさんもぜひ使ってみてください。流行り言葉なので早く使わないと「それはもう古いよ!」と言われてしまうかもしれませんからね。さて次回は、略語ではないタイプの今年流行った言葉をご紹介しますので、ぜひみなさんの韓国語力アップにつなげてみてください。

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