今日はソウル観光の一番街、明洞に足を延ばしてみたいと思います!コロナが始まった去年はちょくちょく明洞にも行っていたのですが、今年になってめっきり行っていませんでした。何だか様変わりしていそうで怖いのですが、勇気を出して行って来ます!4号線明洞駅を出るとそこには……
予想は的中してしまいました。ユニクロが今年1月に閉店すると聞いて、昨年末に明洞に来た時には、空き店舗も既にありましたが、それでも営業してるお店があったのに、今ではほとんどやってない、と言った方が正しいくらいでした。
ロードショップはご覧の通り、ほぼ全滅です。そりゃあ、メインの顧客層だった外国人観光客が来ないのですから、仕方ありませんが、明洞がこうなったのは、外国人ばかり相手に商売して、韓国の人をないがしろにしたからだ、というごもっともな指摘があちこちから聞こえてきています。
日本人で溢れていたリトルトーキョーから中国人を狙ったリトルチャイナ、そして日本や中国との関係が悪化してからはリトルアジアへと変貌し続けた明洞も、今ではすっかりリトルゴーストタウンと化していました。
メインの通りは電気がついていたり、営業しているお店がある一方で、一歩路地の方に目を向けると、日が暮れたら怖くて絶対に入れそうにない薄暗い空間が広がっていました。
以前は道の両側に屋台が連なっていましたが、今では所々にポツンポツンとあるだけ。とはいえ、小腹が空いた人には屋台は本当にありがたく、かなりの割高ではありましたが、何か一口食べるには最適です。ここにも数人が集まって何やらおいしそうに食べていました。クロヤンは人がいない別の屋台でケランパンを頂きましたが、一つなんと2000ウォンという価格は人が減っても下がることはありませんでした。(韓国人的にはケランパンは1000ウォンでも高い!という感覚のようなので)
2000ウォンも払うのだから、取材はさせて頂こうと、屋台のおばちゃんに「お客さんはどうですか?」と聞いてみたところ、中国からの観光客が来ないから商売にならないと嘆いていました。それでも週末には韓国の人は来ないんですか?と誘導尋問(?)してみたら、いるにはいるけど話にならないとのことでした。まあ、韓国の人を見捨て、そして韓国の人から見捨てられた街なのですから、仕方ないのかもしれませんが…。
ただし、新しい動きも明洞のあちこちで起きていました。
メイン通りにある交番の向かい側のロードショップビルですが、建物の取り壊し(あるいはリフォームかな?)が行われていました。低層階の建物だったこともあるのか、今の時期はどうせお客さんも来ないのだから、建て替えようということのようです。さらに路地の奥はこんなことになっていました!
コロナも落ち着き、来年にはきっとまた外国人観光客も来るだろうと見越してのことか、路地奥一角の建物が全部壊されて大きな建物が新しく作られていました。元々はクロヤンが好きなご飯屋さんがあった場所なのですが、跡形もなくなっていて、ちょっぴり寂しい感じもしましたが、それも仕方ありませんね。来年には、新しく生まれ変わった明洞に出会えるかもしれません!
みなさん、本当にオソオセヨ!!!(「いらっしゃいませ」じゃなくて、直訳の「早く来てください!」という意味です(笑))