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俳優ユ・ヘジンが、再びスクリーンを圧倒した。俳優一人の力でストーリーの中心を力強く支え、観客をその時代へと引き込み、「なぜユ・ヘジンでなければならなかったのか」を改めて証明してみせた。

新作映画『王と生きる男』は、1457年の江原道・寧越(ヨンウォル)を舞台に、村の復興のために流刑地を自ら引き受けた村長と、王位を追われ流刑となった幼い先王の物語を描く。ユ・ヘジンは、端宗(タンジョン)ことイ・ホンウィ(パク・ジフン)が流された村の村長、オム・フンドを演じている。

ユ・ヘジンは村長の愉快ながらも人間味あふれるキャラクターを土台に、特有の神がかり的な演技を披露し、作品に躍動感を吹き込んだ。特に、イ・ホンウィに対して次第に心を開いていく過程から結末に至るまで、人物の感情の揺れを説得力を持って積み上げ、作品の軸をしっかりと支えた。鑑賞後、ユ・ヘジン以外の俳優を思い浮かべるのは容易ではない。

ユ・ヘジンは「演技が天性だと言えば生意気に聞こえるし、努力したと言っても嫌味に聞こえそうで……」と笑いながら、「私はいつもセリフを体に叩き込もうと努力するタイプだ。それ以上に正直なものはない。何度も繰り返していると自然に馴染み、思いもよらないアイデアが浮かぶこともある。だから撮影がない日も、重要なシーンを控えている時は歩き回りながら練習する。そんな時に良いアイデアが降ってくることがある」と語った。

彼は、イ・ホンウィを見つめるオム・フンドの視線を「人間的」に解釈したという。「イ・ホンウィをどう見つめ、どのような過程で彼に寄り添っていくかが重要だった。ある瞬間から『親が子を見る時、こんな感情なのだろうか』という感覚が自然に芽生えてきた」と振り返った。

また、注目のエンディングシーンについては「あまりに大きな感情を必要とするシーンは、あえて作り込まず、当時の感情に身を任せる。その日はそのシーンのためだけに全力を尽くしたと言っても過言ではないが、端宗との関係や、端宗を演じたパク・ジフンとの呼吸を通じて、知らず知らずのうちに積み重なっていたものがあった」と明かした。

さらに「とにかく誠実に演じようと思った。普段はパク・ジフンや現場のスタッフと明るく挨拶を交わすが、その日ばかりはジフンの顔を見ると、本番前に感情が溢れ出してしまいそうだった。だから彼を避けて歩いていた。遠くから『先輩!』と声をかけられても見ないようにしたほど、言葉にできない感情が込み上げていた。その感情をしっかり収めるため、2、3テイクほど重ねた」と付け加えた。

今作で初共演となったパク・ジフンについては、絶賛を惜しまなかった。「俳優同士、セリフを交わす時は目を見るが、その俳優が物語の中に存在しているかどうかが一目でわかる。悲しいシーンの撮影中、彼の目を見るとすでに潤んでいた。そうなると、受ける側の私にも感情が強く伝わってくる。逆に私が潤んでいれば、ジフンの目も充血する。まあ、ジフンは私の目が小さくて(感情を読み取るのが)大変だっただろうけどね」と笑いを誘った。

続けて「彼が真に物語の中に生きているのが見えたので、想定していなかった感情まで引き出された。これこそがシナジー(相乗効果)だと思う」と述べた。

共演するまでパク・ジフンの演技を詳しく知らなかったというユ・ヘジンは、「ドラマ『弱気なヒーロー Class1』の予告編だけを見て、現場でそのシーンを真似して彼をからかったりもした(笑)。しかし、彼の演技スタイルをよく知らなかったため、実は不安な面もあった。特に端宗の役は決して簡単ではない。柔弱さと強靭さを併せ持ち、死へと向かう過程での変化を演じ切るのは至難の業だが、彼は見事にやってのけた。その根底には、真実味のある眼差しがあったからだ」と評価した。

「撮影現場でよく一緒に歩きながら、彼から質問を受けたり、意見を交わしたりした。序盤の撮影で、すでに彼が素晴らしいエネルギーを持っている友人だと確信した」と感嘆の声を漏らした。

また、「アン・ジェホンのような俳優を見ると、現場で『自分も安住してはいけない』と刺激を受けるが、パク・ジフンからも同じものを感じた。彼の演技を受けて、自分も気を引き締めなければならないという良い刺激をもらった」と明かした。

公開前、ユ・ヘジンは「久しぶりに幅広い層をターゲットにできる作品に出会えた。台本を読んだ時から、すべての世代が共感できる物語だと思い、気に入っていた。ヒットする要素は十分にある、世代を超える作品だ」と自信を覗かせていた。

韓国映画界が厳しい状況に置かれている中でも、ユ・ヘジンは着実にスクリーンを守り続け、その存在感を証明している。彼は「これまでずっと映画界一筋で生きてきたし、多くの人が映画館を訪れていた幸せな時代の記憶がある。今の状況は少し切ないが、投資してくださった方々に損害が出ないような形で、映画の歴史が続いてほしい」とし、「『大ヒット作』を自分の思い通りに作ることはできないが、地道に良い作品が生まれ、素晴らしい脚本を書く人々も増えていく……そんな好循環が生まれることを願い、期待している」と締めくくった。

記者=キム・ナヨン
写真提供=SHOWBOX



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