Q:パク・ジヒョンさん、この作品に出演した感想を聞かせてください。
パク・ジヒョン「監督と先輩たちのファンで尊敬していたので、今回共演できてとても嬉しかったです。現場でたくさん愛されたので、いつも現場が恋しく(先輩方を思うと)ありがたいです。ソンドク(※)です!(笑)」
※成功(ソンゴン)したオタク(ドクフ)の略語で“成功したファン”を意味する。“ドクフ”はオタクの韓国式の発音(オドクフ)で生まれた言葉で、ある分野に没頭し、専門家以上の情熱と興味を持っている人を意味する。
Q:先輩たちとの共演はいかがでしたか?
パク・ジヒョン「スンホン先輩は思ったよりともてユーモラスな方でした。大先輩なので緊張していましたが、先輩はギャグへの欲があり、ユーモラスでいい雰囲気を作り、リラックスさせてくれようと努力してくれました。ヨジョン姉さんとは撮影が終わった後も何度も一緒に食事をしたりしましたら、私もあのような役者になりたいと思いました」
ソン・スンホン「アカデミー授賞式に行ったり(笑)」
パク・ジヒョン「役者としてのプライドがとても格好良かったです。演技力は言うまでもなく、学ぶ点が多い先輩だったので、将来私も先輩のようによい影響力を与える先輩になりたいと思いました」
Q:ソン・スンホンさん、チョ・ヨジョンさん、再び仕事した監督はいかがでしたか?
ソン・スンホン「『愛情中毒』はもう10年になりましたが、監督は当時よりもっと細かくなりました。“お酒を一杯飲みましょうか?”“夕食一緒に食べましょうか?”という平凡なセリフがありましたが、監督が求めているニュアンスがあってテイクを何度も重ねましたが、後半作業で20、30回以上をやり直したくらいとても細かくしていましたし、僕も苦しめてくれました(笑)。ソンジンはこれまでのソン・スンホンと違う姿になると思って楽しみにしています。お互いへの信頼があって幸せな時間でした」
チョ・ヨジョン「監督が描くキャラクターはどこでも見たことのない部分があります。今回もスヨンはナルシストではありますが、善人なのか悪人なのか分からないです。毎度‘こんなキャラクターもいるんだ’と勉強になっています。アカデミー(演技学院)に来たような気分で演じていました(笑)」
Q:パク・ジヒョンさん、監督との仕事はいかがでしたか?
パク・ジヒョン「役者として監督が描こうとする絵を的確に表現する良い材料になりたいと思っていますが、監督は抽象的ながらも正確なイメージを持っていたのでそれに近い表現をしたいという欲求がありました。撮影しながら達成感もあり、とても楽しかったです。監督の考えは私と似ていると思いました(笑)」
監督「現場で座っていたら僕の後ろにベテラン俳優が座っているような気がしました。メンタルや演技へのプライドがベテラン並みでした。焦ってもおかしくない位置でしたが、老練で元気があっていろいろ驚きました」
Q:ソン・スンホンさん、チョ・ヨジョンさん、監督の作品にまた出演した理由は何でしょうか?
ソン・スンホン「『愛情中毒』の時の記憶が良かったですし、役者としてのターニングポイントを聞かれるたびにシットコム『男女6人恋物語』と『愛情中毒』だと言っています。役者としての姿勢について改めて考えさせてくれた作品です。監督から久しぶりに連絡が来て“食事しましょう?”と誘われた時、どんな話をされるか予感がしました。監督の作品ならどんなものでもオッケーと思って行きました。それくらい監督を信頼しています。他の監督だったら少し悩んだかもしれませんが、監督の確実なディレクションと作業方式を知っているし、好きなので出演しました」
チョ・ヨジョン「役者はいろんな面を持っていてそれを見せがっています。作品ごとにまた違う面を見つけてほしいと思っていますが、今回台本をいただいた時、とてもよかったです。物語に夢中になって台本を読みましたし、スヨンも久しぶりに心躍る役だったので何が何でも出演したいと思いました」