【作品概要】踪した婚約者スヨンの行方を追っていたソンジンの前にスヨンの後輩ミジュが現れ、消えたと思っていたスヨンが彼らと一番近い秘密の空間に閉じ込まれたまま、彼らの素顔を目撃しながら繰り広げる物語を描く。
Q:ご挨拶をお願いします。
ソン・スンホン「オーケストラの指揮者、ソンジン役を演じたソン・スンホンです」
チョ・ヨジョン「チェリスト、スヨン役を演じたチョ・ヨジョンです」
パク・ジヒョン「むやみに空いた席を引っ手繰ったミジュ役を演じたパク・ジヒョンです」
Q:ソン・スンホンさん、ソンジンはどんな人物ですか?
ソン・スンホン「オーケストラのコンダクターです。突然ビデオ通話だけ残して消えたスヨンを探している途中、後輩ミジュが現れ、越えてはいけない線を越えてしまいましたが、実はスヨンは近いところで僕のすべての逸脱を見守っていました。それからどんでん返しが始まります」
Q:演じる上で重点を置いた部分は何でしょうか?
ソン・スンホン「土の匙ですが、オーケストラの代表コンダクターになり、欲望に満ちていますが、それを表に出さないように努力します。一方では憐憫も感じられます。婚約者が消えて、ミジュに出会い、隠していた欲望がむき出されます」
※「土の匙をくわえて生まれた(貧しい家庭に生まれる)」という英語の慣用句を受けて作られた流行語。スプーンの素材が貧富の差を示しており、財閥一族は「ダイヤモンドの匙」や「金の匙」、平均的な家庭は「ステンレスの匙」、貧困家庭は「土の匙」などと表す「スプーン(匙)階級論」が、2015年に話題となった。
Q:チョ・ヨジョンさん、スヨンはどんな人物ですか?
チョ・ヨジョン「ソンジンと正反対する環境で育ち、所有欲がものすごく強いですが、密室に閉じ込められてしまいます」