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取材記事

【作品概要】
ディズニープラスオリジナルシリーズ『ムービング』で再生能力を持つチャン・ジュウォン役を演じ、劇全体の中心を取り、重みを持って導いていたリュ・スンリョンに会ってインタビューした。撮影のビハインドや共演者への愛情、家族の反応までいろいろと語ってもらった。


Q:‘チキン’と縁があるようですが、リュ・スンリョンさんにとって‘チキン’とは何でしょうか?


「次の作品はタッカンジョン(揚げたチキンにヤンニョムを入れて炒めたもの)ですし、次は卵(と縁のある役)ではないかと(笑)。チキンと鶏ささみのCMにも出演したことがありますし、不思議と鳥類と縁がありますね。鳥類協会からの連絡を待っています(笑)」

Q:『ムービング』の人気はどうやって実感していますか?

「観客動員数や視聴率がないので、よく分からなかったのですが、海外視聴者の反応を見て‘多くの方に見ていただいているんだ’と体感しました」

Q:視聴者が楽しんでいたポイントは何だと思いますか?

「想像以上の何かがあったと思います。舞台挨拶の時、“何を想像していてもそれ以上だ”とよく言っていますが、正に『ムービング』がそうでした。想像以上のヴィランの事情や理由があり、理解できましたし、ユニフォームを身にまとって国を守るのではなく、近所のチキン店のおじさんが子どもを助けるために孤軍奮闘したり、協業する姿が応援したくなり、浪漫を感じていたのではないかと思います」

Q:ディズニープラスとNetflixの違いは何でしょうか?

「役者の立場で感じる違いは全くありません。今回はミッキーマウスなどのキャラクターや加湿器などをいただきました(笑)」

Q:『サイコキネシス‐念力‐』に続いて超能力を演じることやジャンルへのプレッシャーや心配はなかったでしょうか?

「全くなかったです。(『ムービング』は)長い呼吸の作品ですし、共感ポイントも違うと思いました。いろんな種類のアクションがあり、物語もしっかりしているので、理解度や共感度が高い作品なので、全く気にも留めなかったです。

Q:製作費500億ウォンの大作でしたが、それを体感したことはありますか?

「製作費の中で多くの部分は役者、スタッフの人件費だと思いますが、撮影当時はコロナ禍が最高潮の時で、濃厚接触者が1人でもいたら撮影が中止になり、そうなると1日に数千万ウォンがダメになり、製作費がオーバーになっていたにも関わらず、揺るがさず、安全と決まった秩序と規律を守りながら進まれました。ボンソクが飛ぶシーンではスタッフ30人がワイヤーを掴んで走ったりしていました。タイトルバックの部分もすごいですよね。サブタイトルが出るところもお金を惜しまなかったです。また、地下水路シーンは冬に4日間撮影したのですが、ずっと水を温めてくれました。水を温めるのはすごいことです。さらに、不純物を抜いて綺麗にしてくれて、すごく感動しました」

Q:妻が死んで葬儀場でパンツを着替える途中、嗚咽するシーンが印象的でしたが、台本に書かれていた設定でしたか?

「撮影当日、監督から提案をいただきました。本来は‘ずっと泣いていて、遺影の前で泣き止む’となっていたのですが、“ターニングポイントがほしい”と言われました。“‘故ファン・ジヒ’の名前を映し、そこからさらに込み上げてほしい”と喪服に着替えるシーンを入れることにしました。‘戦闘服が脱げず、中腰になる’という設定にしていたのですが、泣いていたら転んでしまったのに監督が“カット”をかけず、作られたシーンです」



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